出版社内容情報
縄文から弥生へ人々の生活はどのように変化したのか。農耕、漁撈、狩猟、儀礼、祖先祭祀、格差、ジェンダー、動物表現、土器という九つの視点から比較する。
内容説明
採集狩猟を中心とした縄文時代から、農耕を営み文明化や国家の形成が進む弥生時代へ。一般に日本の歴史の大きな分水嶺がここにあるとされてきた。では、この対照的な二つの時代は実際にはどのようなものだったのか。縄文と弥生の文化を専門とする第一人者が、最新の研究成果に基づき、農耕、漁撈、狩猟、通過儀礼、祖先祭祀、格差、ジェンダー、動物表現、土器という九つの視点から当時の生活を描き出す。さらに現代社会が抱える問題の起源を検証する。
目次
1 経済活動の基本原理(縄文農耕と弥生農耕―レプリカ法で探る;二つの漁撈と海人集団の役割;山と里の狩猟民)
2 ライフヒストリーと社会(通過儀礼の変容―耳飾り・抜歯・イレズミ;祖先祭祀の三つの形―縄文と弥生の死生観;不平等と政治の起源)
3 文化の根源・こころの問題(土偶が映す先史のジェンダー―男女別分業と共同参画の起源;立体と平面―動物表現にみる世界観;縄文土器と弥生土器;弥生のなかの縄文)
著者等紹介
設楽博己[シタラヒロミ]
1956年、群馬県生まれ。1978年、静岡大学人文学部卒業。1986年、筑波大学大学院歴史人類学研究科博士課程単位取得退学。国立歴史民俗博物館・駒澤大学・東京大学を経て、東京大学名誉教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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