ちくま新書<br> ひきこもりの真実―就労より自立より大切なこと

個数:
電子版価格
¥825
  • 電書あり

ちくま新書
ひきこもりの真実―就労より自立より大切なこと

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月25日 23時13分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480074461
  • NDC分類 368
  • Cコード C0236

出版社内容情報

「家族と同居する中年男性」ばかりじゃない! 8050問題の陰に隠れた、女性や性的少数者、困窮の実態に迫る。そして、家族や支援者に伝えたい本音とは――。

内容説明

二〇一六年春、東京で「ひきこもり女子会」が開かれた。訪れたのは、「介護離職を機に家から出られなくなってしまった」「男性のいる場に行くのが怖い」という、ひきこもりの女性たちだ。「主婦」や「家事手伝い」に分類されてきた、「見えないひきこもり」が可視化された瞬間だった。ひきこもりには女性も性的少数者もいるし、困窮する人も、本当は働きたい人もいる。そして、それぞれの生きづらさを抱えている。ひきこもり当事者の著者が、「ひきこもり1686人調査」と自身の体験をもとに、ひきこもりの真実を伝える。

目次

第1章 ひきこもり1686人調査(「ひきこもり・生きづらさについての実態調査2019」;ひきこもりは外出しない? ほか)
第2章 ひきこもり女子会(女性のひきこもり;ある日のひきこもり女子会 ほか)
第3章 画一的な支援の課題(調査から浮き彫りになった支援の課題;これまでのひきこもり支援 ほか)
第4章 私はなぜ/どのようにひきこもったのか(「不登校」のない時代に;人とつながる ほか)
第5章 家族にどうしてほしいのか(家族とのかかわり;親にしてほしいこと ほか)

著者等紹介

林恭子[ハヤシキョウコ]
高校2年生で不登校になり、以来30代まで断続的にひきこもって過ごす。2012年から当事者活動を開始。全国で「ひきこもり女子会」を主催する他、メディアや講演を通して、ひきこもりについて当事者の立場から伝えている。現在、一般社団法人ひきこもりUX会議代表理事。新ひきこもりについて考える会世話人、東京都ひきこもりに係る支援協議会委員等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆいまある

114
元ひきこもり当事者による本。後半、作者がひきこもりになった経緯が読ませる。当時、高松に住んでいて、その頃は進学校だった高松西高で不登校になったと推定される。家族は支援のゴールを経済的な自立にしがちだけど、死にたいと思いながら働くよりも幸せに暮らすことが目標。ひきこもりは元気が溜まりにくく、些細なことで元気タンクが空になるというのも実感として分かりやすい。多分自分で自分のことを責めるから。人から責められるなら兎も角、なぜ人はこんなに自分のことを攻撃せずにはいられないんだろう。参考になった。 2022/09/10

のんぴ

39
ひきこもりの人は地底に住んでいる。自ら地上に出ようと思わない限り、無理に引っ張り出すこともできないし、地上の人と同じリズムで生活したり、同じ達成感や気持ちよさを感じることもできない。どんな理由でひきこもり、どんな理由で地上に出ることができるかは、人それぞれ。社会の方がおかしいところもある。何とかしたい、生きていてもいいのかな、と思えることが重要。2023/12/28

こばまり

38
ピアグループの在り方や運営方法についての記述も興味深かったが、第4章以降の筆者の体験談および家族へのインタビューが実に読ませる。今やこれだけ社会的な活動をしているにも関わらず、今後またひきこもるかもしれない可能性を危惧されていることに驚いた。2024/03/23

Mc6ρ助

21
『問題があるのは本人ではなく、社会(学校)のほうかもしれない、という視点は必要だと思う。「ダメな人」を矯正し社会に戻すという発想ではなく、さまざまな個性や特性こそが強みで、それを活かしてもらうという発想がほしい。また、その人が、その人のままで生きられる社会を作っていくこともとても大切だと思う。(p109)』林真理子さんの「小説8050」がよくできた小説に過ぎないと教えてくれる。爺さまとしては昔はこうじゃなかったと考えてしまうのを止めることが難しい(若いもんはでなく、主に社会的要因を指して)、困ったもんだ。2022/03/18

えいなえいな

16
自分はもう20年以上も同じ会社にお世話になっていますが、一度辞めたら引きこもってしまうだろうという予感がするので辞めずに働いていられるような気がします。そしてそのあと社会に復帰するのにものすごいエネルギーを消費する事も。しかしながら、復帰するのにいちばん必要なのってエネルギーとかじゃないと思うんですよね。もっと漠然としたものだと思うんです。漠然としすぎていて捉えられないような。筆者が引きこもり経験者であったこともあり、その辺りの漠然としたものがよく伝わってきました。2022/02/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18990850
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。