ちくま新書<br> 東京五輪の大罪―政府・電通・メディア・IOC

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ちくま新書
東京五輪の大罪―政府・電通・メディア・IOC

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480074447
  • NDC分類 780.69
  • Cコード C0236

出版社内容情報

2021年猛暑のなか、多くの疑惑と世界的パンデミックでも強行された東京五輪。そこで明らかになった利益優先、政治利用、世論誘導やメディア支配の全貌とは。

内容説明

世界的パンデミックのなか、東京五輪・パラリンピックが強行された。1年延期されたものの新型コロナの猛威は止まる所をしらず医療体制は逼迫。再延期や中止を求める声も高まるなかでの開催だった。しかし、政府が望む支持率のアップにはつながらず、国民軽視、あからさまな既得権益層の利益優先の姿勢が明らかになった。さらにこの華やかな祭典を動かしてきた巨大広告会社「電通」による、世論誘導やメディア支配も浮き彫りになった。本書はこの問題を長年追ってきた第一人者による東京オリンピック総括である。

目次

序章 東京五輪、負の遺産
第1章 巨大商業イベント、コロナ禍の強行
第2章 あらかじめ裏切られていた五輪
第3章 相次ぐ不祥事と電通の影
第4章 巨大なボランティア搾取
第5章 解決できていなかった猛暑対策
第6章 マイナスばかりだった五輪開催
終章 東京五輪、3度目の敗戦

著者等紹介

本間龍[ホンマリュウ]
1962年生まれ。著述家。1989年、博報堂に入社。2006年に退社するまで営業を担当。その経験をもとに、広告が政治や社会に与える影響、メディアとの癒着などについて追及。原発安全神話がいかにできあがったのかを一連の書籍で明らかにした。最近は、憲法改正の国民投票法に与える広告の影響力について調べ、発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

225
東京オリンピックに経費が一体いくらかかったか誰も知らない。この事実は世界から見ても異常事態! 3兆円とも5兆円ともいわれるが、いまだに五輪委員会から発表はない。ほとんど税金、そのうち”五輪増税”なんて来やしないか…と思いながらこの本を読んだ。スポンサー64社はこれまでの最高だし、3400億円も集まった「夢の集金システム」がリアルに伝わってきた。著者は、元・博報堂の営業マンだけに業界の裏事情もふんだんに散りばめられて説得力も満点だった。2022/12/03

rico

104
元々ミーハーな私はオリンピックのたびにTVにかじりついてた。でも今回はほとんど見なかった。招致時の「アンダーコントロール」に「はぁ!?」ってなったのを皮切りに、何だか次々と色々な話が出てきて、そしてコロナ禍での強行。真摯に高みを目指すアスリートや、彼らをひたむきに支えている方々の想いは尊い。美しい。勇気をもらえたというのも本当。でも、多くの利権が絡む巨大な商業イベントという姿が見えてしまって。本書へは異論も多いはず。でも何が起こったのか忘れないために読む。二度目の東京五輪は成功ってことになるのだろうから。2021/12/30

Lara

96
いやはや驚きましたね。かかった総経費3兆円超え。実際にはもっとかかっているとの話しも。それにしても、招致段階での美辞麗句には呆れます。「予算7400億円、史上最もコンパクト、7月は温暖、アンダーコントロール」 。想定外のコロナ騒動もありましたが、不祥事が多発。当たり前ですが、皆さん自分の目の前の損得しか考えていないのでしょうね。IOCもお金の亡者であることが、判りました。アスリートの方々は、開催して欲しいでしょうが、お金の面、会場の建設を考えると、日本での開催はもう要らないと思います。 2023/01/19

Apple

34
東京五輪2020開催においてJOCや組織委員会、政府がダメだったところが分かりやすく纏まっている本だと感じました。開催にあたっての問題点に対して、政府らがいかに誤魔化し、虚構と欺瞞で強行に至ったか。熱中症やコロナ感染などのリスクを未解決のままボランティアを晒したか。どれだけ経済的な負担があったのか。これらを踏まえて、国民の反対の声が少なかったにも関わらず開催を押し切ったのは、遺憾でした。本書をして「敗戦」とまでいわれ、経済的欲求に目のくらんだ、品性に欠く残念な開催だったのかもしれないと感じてしまいました。2023/03/12

こも 零細企業営業

29
コロナ禍の中で医療がパンクした中で行った東京オリンピック。最初は7500億の予算で半径8キロ圏内で全ての競技を行うコンパクト五輪だと言ってのに。実際は掛かった予算は推定4兆。競技はマラソン、競歩は北海道。ゴルフは埼玉県川越市の私立の霞ヶ関カンツリー倶楽部。復興五輪とアピールするために福島県で野球、サッカーの予選を開催。さらにサーフィンは千葉県で開催。コンパクト五輪とは真逆の大盤振る舞い。しかも、招致では熱中症注意報が出る7月から8月はスポーツをするのに最適な季節だと嘘を吐いて招致した事も判明。2022/08/14

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