出版社内容情報
2021年猛暑のなか、多くの疑惑と世界的パンデミックでも強行された東京五輪。そこで明らかになった利益優先、政治利用、世論誘導やメディア支配の全貌とは。
内容説明
世界的パンデミックのなか、東京五輪・パラリンピックが強行された。1年延期されたものの新型コロナの猛威は止まる所をしらず医療体制は逼迫。再延期や中止を求める声も高まるなかでの開催だった。しかし、政府が望む支持率のアップにはつながらず、国民軽視、あからさまな既得権益層の利益優先の姿勢が明らかになった。さらにこの華やかな祭典を動かしてきた巨大広告会社「電通」による、世論誘導やメディア支配も浮き彫りになった。本書はこの問題を長年追ってきた第一人者による東京オリンピック総括である。
目次
序章 東京五輪、負の遺産
第1章 巨大商業イベント、コロナ禍の強行
第2章 あらかじめ裏切られていた五輪
第3章 相次ぐ不祥事と電通の影
第4章 巨大なボランティア搾取
第5章 解決できていなかった猛暑対策
第6章 マイナスばかりだった五輪開催
終章 東京五輪、3度目の敗戦
著者等紹介
本間龍[ホンマリュウ]
1962年生まれ。著述家。1989年、博報堂に入社。2006年に退社するまで営業を担当。その経験をもとに、広告が政治や社会に与える影響、メディアとの癒着などについて追及。原発安全神話がいかにできあがったのかを一連の書籍で明らかにした。最近は、憲法改正の国民投票法に与える広告の影響力について調べ、発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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