出版社内容情報
血管と細胞のすき間を満たし全身をめぐるリンパは、病気を未然に防ぐからだの仕組みに直結している。水分摂取、免疫力、癌治療、…研究の最新情報を豊富に紹介。
内容説明
リンパとは、毛細血管と細胞のあいだに存在するすき間「内部環境」を満たす液体がリンパ管に流れ出したものです。リンパは、毛細血管や細静脈から漏れ出した水分やアルブミン、細胞で生み出された老廃物を運んだり、病気のもとのウイルスや細菌を撃退するなど重要な役割を担っています。本書では、免疫力と腸のリンパとの深い関係など最新の研究成果も含め、「未病」つまり病気を未然に防ぐためのからだの仕組みを医学的根拠に基づいて紹介していきたいと思います。
目次
1 リンパとは何か(リンパから見えてくるからだの仕組み;リンパ研究の歴史)
2 リンパが未病につながる(毎日の水分摂取から病気を予防する;水を飲むことは生命の維持に直結する)
3 尿意からリンパの流れを知る最新研究(むくみとリンパを考える;むくみを学び直そう ほか)
4 リンパと癌治療法の最新研究(癌の正体;リンパの流れと癌 ほか)
著者等紹介
大橋俊夫[オオハシトシオ]
1949年茨城県水戸市生まれ。信州大学医学部医学科卒業。医学博士。英国ベルファストクイーンズ大学講師(生理学)を経て、信州大学医学部教授(器官制御生理学)。信州大学医学部長、全国医学部長病院長会議会長などを歴任。2001年より日本リンパ学会理事長を務め、リンパ学研究の推進に専念。専門は循環生理学、特に微小循環、リンパ循環の生理・薬理並びに病態生理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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