ちくま新書<br> すべてはタモリ、たけし、さんまから始まった

個数:
電子版価格
¥880
  • 電子版あり

ちくま新書
すべてはタモリ、たけし、さんまから始まった

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年01月21日 06時25分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480074133
  • NDC分類 779
  • Cコード C0276

出版社内容情報

つねに圧倒的存在であり続けた「お笑いビッグ3」。その軌跡を辿りながら、漫才ブームから「第7世代」の台頭まで「お笑い」の変遷を描き切った圧巻の40年史!

内容説明

一九八〇年代初頭、多くの人が「漫才ブーム」に熱狂した。その影響のもと、私たちは何かあればボケようとし、それにツッコミを入れるようになった。笑いが、重要なコミュニケーション・ツールとなったのである。そこにおいてシンボル的な存在となったのが、タモリ、たけし、さんまの「お笑いビッグ3」だった。先鋭的な笑いを追求して九〇年代に台頭したダウンタウン、M‐1グランプリから生まれた新潮流、そして二〇一〇年代に入って頭角を現した「お笑い第7世代」…。今なお中心的存在であり続ける「ビッグ3」を軸に、日本社会の「笑い」の変容と現在地を鋭く描き出す!

目次

序章 笑いは世界の中心に―なぜいま、タモリ、たけし、さんまなのか?
第1章 「お笑いビッグ3」、それぞれの軌跡―80年代まで
第2章 「お笑いビッグ3」とダウンタウンの台頭
第3章 『M‐1グランプリ』と「お笑いビッグ3」
第4章 笑いの新たな潮流
最終章 「笑う社会」の行方―「お笑いビッグ3」が残したもの

著者等紹介

太田省一[オオタショウイチ]
1960年生まれ。社会学者・文筆家。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。テレビと戦後日本、お笑い、アイドル、メディアと社会・文化の関係をテーマに執筆活動を展開。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ykmmr (^_^)

123
日本のイチ文化として、重要な『お笑い』。今は『第7世代』にバトンが渡っている。時代が移るのと一緒に変化があり、サンドウィッチマンを筆頭に、ダウンタウン以降の『新潮流』にあたると言う。私の中では、ビッグ3やドリフターズたちの、「身体を張るお笑い」→今の、「コミュニケーションのお笑い」への移行程度に思っていたが、それだとまだまだ視野が狭いと言うことだ。映像上の制約や道徳観念・安全観念も問われる事で、変わって行ったとも、自分では思っているが、同調性→相互性への移行も、こういったものが繋がっているんだろう。2022/05/08

ホークス

39
2021年刊。笑いの大河ドラマみたいな批評。まず1970〜80年代に笑いが重要なコミュニケーションツールになった、と指摘した上でビッグ3を分析する。タモリは趣味人で、何より趣味を優先し時代を先取りした。たけしは悪ガキで、社会よりも日本的な世間を攻撃した。さんまは教育者で、ボケとツッコミをハイレベルで体現した。ダウンタウンら第三世代と第七世代、テレビを相対化しつつあるフワちゃんなどの分析も面白い。今は文化の転換点で、課題は「同質性を前提としない笑いをいかに構築するか」だと言う。この捉え方も未来志向で好き。2021/08/31

緋莢

18
1980年代初頭の漫才ブームをきっかけに、日常生活に浸透していった〝笑い”。タモリ、たけし、さんまのBIG3から始まりダウンタウン、そして、現在の第七世代までの変遷について書いています。<漫才ブームには、いわゆる「吉本のお笑い」の全国区化という側面があった>、「ガキ使」でダウンタウンが行ったフリートークは、それまでの「もっともらしいウソ」とは違い、「ウソらしいウソ」というのが革新的だった、そして、M-1が始まり(続く2023/03/08

ライアン

15
ビッグ3だけでなくダウンタウンについても触れているけれどいかにも学者さんが書きそうな内容ではある。40年以上第一線で活躍しているというのは、確かに異常ではあるけどね。自分的には世代的にたけしさんとさんまさんにどっぷりとはまったね2021/07/16

tetsubun1000mg

10
こんなことを研究というのか、考察なのかわからないが巻末の参考文献からして相当調べこんでいる。タモリ、タケシ、さんまのブレイク前までよく調べていて知らないことばかりで面白かった。 さらにダウンタウンや島田紳助の売れる前のことから「Ⅿ1グランプリ」の立ち上げからその歴史も、全部を見ていなかったので興味深い。「お笑い第7世代」もダウンタウンの影響が反映しているとの考察も納得してしまった。論文風の文章が時々気になるが内容は知らないことも多く引き込まれて2日で読み終えてしまった。2021/08/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18135766
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。