出版社内容情報
大規模な抗議デモに発展した香港の民主化運動。中国共産党は「国家安全法」を導入し、香港は「沈黙の街」と化した。その過程を鮮烈な筆致で描いたドキュメント!
内容説明
二〇一九年、ピーク時には一〇〇万人超とも言われる市民が抗議デモに参加した香港の民主化運動。言論や表現だけでなく、デモや集会などの政治的な自由も保障してきた香港の「一国二制度」。中国共産党はこの制度を五〇年間継続すると約束したにもかかわらず、二〇年六月、治安法制「国家安全法」を導入。一万人を超える市民が警察に逮捕され、民主派議員は失職し、香港は「沈黙の街」と化した。朝日新聞・前香港支局長が、その始まりから、厳しい弾圧により絶望が広がるまでを選烈なタッチで描く。民主派から親中派まで、無名の市民から大物政治家までを徹底取材した、比類なきドキュメント!
目次
第1章 たまるマグマ
第2章 抗議のうねり
第3章 怒りと憎悪
第4章 緊迫と混迷、極限に
第5章 深まる分断と対立
第6章 国家安全法の衝撃
第7章 弾圧の嵐
第8章 香港はどこへ
著者等紹介
益満雄一郎[マスミツユウイチロウ]
1973年生まれ、鹿児島市出身。97年、朝日新聞社入社。経済部(財務省・トヨタ自動車など担当)、社会部(東京地検特捜部など担当)、政治部(首相官邸担当)、国際報道部などで取材を続け、2016年9月に香港支局長(兼広州支局長)。20年10月に帰国するまで逃亡犯条例改正案への抗議デモを発端とする香港の民主化運動の取材を担当。朝日新聞GLOBE編集部副編集長を経て、コンテンツ編成本部次長兼動画ディレクター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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