出版社内容情報
感染症拡大防止で、なぜ国対自治体の非難応酬が起きるのか。民衆にとって行政のコロナ対策自体が災禍となっている現状を分析する。
内容説明
日本の行政は、突発事態への臨機応変な対応を得意としていない。そこへ想定外の新型コロナウイルスの世界的流行がやってきた。行政は不具合に陥り、国対自治体の構図に象徴される非難応酬が起きている。内閣に権力を集中させて危機管理に当たるかに見せて、それは空想の「災害行政組織」と迷走の「災害行政対応」として閉塞に陥る。民衆にとって行政のコロナ対策自体が禍いとなっている苛政の現状を分析し、現状の権力集中の願望に代わる、地道な災害行政のあるべき姿を考える。
目次
序章 コロナ元年(疫病禍と行政;災害行政の分析枠組 ほか)
第1章 災害対策と自治体(災害行政組織の特徴;災害行政対応の特徴)
第2章 コロナ対策禍と自治体(追従・忖度から放縦へ;排除と鎮静 ほか)
第3章 コロナ対策の閉塞(三すくみの閉塞―蔓延防止・医療提供・生活経済;玉突きの閉塞 ほか)
終章 コロナ三年(長期的な社会・経済保障;複雑性 ほか)
著者等紹介
金井利之[カナイトシユキ]
1967年生まれ。東京大学法学部卒業。同助手、東京都立大学法学部助教授を経て、東京大学大学院法学政治学研究科教授。専門は自治体行政学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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