出版社内容情報
海の男たちが恐怖したオオウミヘビや日本の漁船が引きあげたニューネッシーの正体は何だったのか。深海に蠢く奇々怪々な生物の姿と生態を迫力のイラストで解説。
内容説明
深海には、われわれの想像を超える生物が蠢いている。まったく光が届かない世界で、捕食者から逃れ、パートナーを見つけるために特化した視覚・聴覚・嗅覚、不思議な器官。海の男たちから「シーサーペント」とおそれられた巨大ウミヘビや日本の漁船が引きあげたニューネッシーの正体とは。文字通りメスと一体化してしまうビワアンコウのオス、スケスケ頭のデメニギス、生きた化石シーラカンス、ダイオウグソクムシの無個性という進化など、深海のモンスターたちの異様な姿と習性を、迫力の描きおろしイラストで紹介する。
目次
第1章 怪物と呼ばれた深海生物(ダイオウイカ―“巨大海ヘビ”はマッコウクジラのディナー;ラブカ―ヘビの顔をした深海ザメ;ミツクリザメ―古代の巨大肉食魚の正統な後継者;ウバザメ、メガマウス、ニューネッシー―人は見たいものしか見えない;リュウグウノツカイ―古代から想像力を刺激する要旨;レプトケファルス幼生―巨大ウナギ伝説の起源)
第2章 想像を絶する深海の生態(ビワアンコウ―極端に小さいオスの役割;デメニギス―透明な頭と巨大目玉の超能力;ダイオウグソクムシ―無個性という特殊能力)
第3章 生きた化石は深海にいる(オウムガイ―貝がイカに進化する過程;コウモリダコ―独自のニッチで1億6600万年;シーラカンス―ダーウィン進化論の神髄)
著者等紹介
北村雄一[キタムラユウイチ]
1969年長野県生まれ。日本大学農獣医学部卒業。サイエンスライター兼イラストレーター。生物進化から天体まで幅広い分野で活躍する。主なテーマは系統学、進化、深海、恐竜、極限環境など。『ダーウィン『種の起源』を読む』(化学同人)で科学ジャーナリスト賞大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
きみたけ
ホークス
鷺@みんさー
Tomomi Yazaki