ちくま新書<br> 埴輪は語る

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ちくま新書
埴輪は語る

  • 若狭 徹【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 筑摩書房(2021/06発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 276p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480073853
  • NDC分類 210.32
  • Cコード C0221

出版社内容情報

巫女・馬・屋敷等を模した様々な埴輪。それは古墳に飾り付けられ、治世における複数のシーンを組み合わせて再現して見せ、「王」の権力をアピールしていた。

内容説明

「王」の権力を見せつけるため造られた、古代の巨大建造物、古墳。そこに据えつけられた埴輪は、古墳を荘厳に見せる飾りであり、家形・動物形・人物形とバリエーションが増えることで多彩なシーンを再現するようになる。盛装した王を中心とした水の神をまつる祭祀のシーン、猪・鹿・鷹などの狩猟シーンなど。しかも複数のシーンは一本化され、立体絵巻のようにビジュアル化されている。治水や狩猟など王の業績をアピールして、治世の正当性を主張しているのだ。大量の埴輪生産を可能にした、工人組織の存在や社会的な“ゆとり”まで、埴輪が語る古墳時代の社会を読む。

目次

第1章 埴輪を発掘する
第2章 埴輪はどのように発展したか―三五〇年の歴史
第3章 見せる王権―人物埴輪の群像
第4章 埴輪の登場人物たち
第5章 埴輪づくりを支えた仕組み
終章 埴輪は語る―歴史の必然

著者等紹介

若狭徹[ワカサトオル]
1962年長野県生まれ、群馬県育ち。明治大学文学部考古学専攻卒業。国史跡保渡田古墳群の調査・整備、かみつけの里博物館の建設を担当。高崎市教育委員会文化財保護課課長を経て、明治大学文学部准教授。博士(史学)。藤森栄一賞・濱田青陵賞・古代歴史文化賞優秀作品賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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レアル

50
意外と登録数の多いのに驚く。埴輪ってどなたかの感想ではないが、本当にロマンがあるし、古墳の上に並べてある位置や種類等で何を語りたかったのかと想像するのも楽しい。これは埴輪の本なのであまり考察されてなかったが、古墳の形と置かれている埴輪の数や種類で大王クラスが豪族クラスかといった被葬者まで分かる事とがあるから、ホント埴輪って面白い。古墳とセットで知識を深めるにはもってこいの本。2022/09/03

壱萬弐仟縁

50
今朝の朝日新聞天声人語。植物と埴輪の関係が書いてあった。この本はそれで興味を持った人が読むといい。106-7頁に埴輪の特徴が古墳の規模によって異なることが理解される。4月から、何を教えるかな? 学び合い育ち合い。2022/03/13

ホークス

30
2021年刊。埴輪は主に3〜6世紀に作られた。多くは古墳の表面や周りの堤上に配置され、徐々に壊れていく物だったらしい。多様な造形から、古代世界の一端を感じられた。人物埴輪は、衣服や髪型や装飾品が今とは違い、顔や身体にほどこした入れ墨は鮮やか。でも杯を掲げる所作とか、口角の上がった笑顔(呪術的な意味あり)は現代人と同じ。一部だけ分かる様な不思議な気持ちになる。色んな学説が助けてくれる点もあるけど、ある文化を本当に知るには体感するしかないと思う。それが叶わなくても、違う文化と認めて一歩ずつ理解を心がけたい。2024/04/20

有理数

17
埴輪はもちろん日本史で習ったが、それだけである。だが、埴輪にはそれ以上に、もっと多くの物語があり、ロマンがあるということがわかる一冊。古墳がかなり登場するので少し混乱してしまったものの、図版も多く、そういったものの眺めているだけでも楽しい。ユーモラスな埴輪、動物、人間、職業――あらゆるものを模した埴輪は、私の想像を遥かに超える姿と、雄弁さを持っている。また、その姿の遍歴、古墳における配列の意味など、初めて知った事実も多く、勉強になった。何より埴輪っていいよね! という気持ちが湧いてくる。面白かった。2021/09/08

サケ太

17
埴輪。知ってはいるけど、そんなに深く考えたことはなかった。だが、遺された文献や埋められた古墳からある程度の意味合いを推測することが出来るとは。様々な埴輪の存在にも驚いたが、それの意味合いにはもっと驚いた。「見せる為のツール」である埴輪。その存在だけでなく、製造過程からも文化的レベルについて推測できるとは。この時代の面白さの一端に触れられた気分。2021/07/27

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