ちくま新書<br> 世界哲学史 別巻―未来をひらく

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世界哲学史 別巻―未来をひらく

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  • サイズ 新書判/ページ数 400p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480073648
  • NDC分類 102
  • Cコード C0210

出版社内容情報

古代から現代までの『世界哲学史』全八巻を踏まえ、論じ尽くされていない論点、明らかになった新たな課題について考察し、未来の哲学の向かうべき先を考える。

内容説明

『世界哲学史』全八巻では、古代から現代までの哲学史を総勢一〇二名の知を結集して叙述してきた。それを踏まえてこの別巻では、まず編集委員が全八巻で明らかになった論点を検証し、論じ尽くされていない課題を明らかにする。さらに追究すべき非西洋の哲学や、宗教思想と哲学の間の問題、西洋哲学自体で見過ごされてきた論点などの残された課題を、編集委員と一三人の専門研究者で考察していく。哲学の未来に向けての課題を幅広く論じる。『世界哲学史』のシリーズ総決算。

目次

1 世界哲学の過去・現在・未来(これからの哲学に向けて―『世界哲学史』全八巻を振り返る;辺境から見た世界哲学;世界哲学としての日本哲学;世界哲学のスタイルと実践)
2 世界哲学史のさらなる論点(デカルト『情念論』の射程;中国哲学情報のヨーロッパへの流入;シモーヌ・ヴェイユと鈴木大拙;インドの論理学;イスラームの言語哲学;道元の哲学;ロシアの現代哲学;イタリアの現代哲学;現代のユダヤ哲学;ナチスの農業思想;ポスト世俗化の哲学;モンゴルの仏教とシャーマニズム;正義論の哲学)

著者等紹介

伊藤邦武[イトウクニタケ]
1949年生まれ。京都大学名誉教授。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。スタンフォード大学大学院哲学科修士課程修了。専門は分析哲学。アメリカ哲学

山内志朗[ヤマウチシロウ]
1957年生まれ。慶應義塾大学文学部教授。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。専門は西洋中世哲学、倫理学

中島隆博[ナカジマタカヒロ]
1964年生まれ。東京大学東洋文化研究所教授。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中途退学。専門は中国哲学、比較思想史

納富信留[ノウトミノブル]
1965年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。ケンブリッジ大学大学院古典学部博士号取得。専門は西洋古代哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬参仟縁

34
私は第1巻から読んだが、時間のない方や効率を求める方は、本書でどこに自分の関心があるのか、チェックしてからその巻にアプローチした方がよい。山内先生は、世界という概念はラテン語ではしっくりくるのがないという。世間知というドイツ語もある(Weltweisheit)(029頁)。中島先生は、朱子学では最大の問題を他者論としている(065頁)。山内先生は、カンパニーの語源をラテン語のcompanion(aとoの上に横-)ともに(com)とパンを食べる(panis)(aの上に横-)(075頁)。2021/05/23

さえきかずひこ

11
時代や場所を問わず超越や普遍を探究するいとなみが人類にはあり、それを"世界哲学"として構想するシリーズの総括本。前半100ページほどは座談会形式で編集責任者がシリーズ全8巻の内容や構成について反省的吟味を加えていくもの。第1部4章は本シリーズのコンセプトを明示する宣言文。第2部は中国哲学の西欧への伝播を論じる2章、社会主義化を経て現場利益を重んじる呪術として生き残った現代のモンゴル仏教を紹介する12章が興味深かった。世界哲学史は全冊読んだが、意欲的であり充実した品質のため、ぜひ第2シリーズを出してほしい。2021/03/22

masabi

8
【概要】全8巻の振り返りの鼎談、振り返りを受けての論考、シリーズに収まらなかった論考を収録する。【感想】ヨーロッパの中国哲学からの影響、ロシアやイタリアでの現代哲学、ユダヤ思想、正義論など。世界哲学と世界を包括する枠組みのなかで日本哲学などの固有の哲学の意義。公平を謳う正義論に流れる白人中心主義、男性中心主義を批判する論考は刺激的だった。脱魔術化、世俗化に対するポスト世俗化を含め、近代性の再検討だったり、主流の西洋哲学を批判だったりと盛りだくさんで、参考文献にも手を出したくなった。2024/03/05

記憶喪失した男

8
おまけで刊行された世界哲学史の別巻。前半は全八巻の振り返り、後半は十三章の哲学紹介となっている。イタリアやロシアやモンゴルの哲学を紹介しようという意欲的なところを見せる。これで、世界哲学史を読了した。満足のいく世界哲学史だった。2021/03/12

スターライト

7
全13章仕立てだが、内容的には第1章と第2章以降とに分けられる感じ。前者では編者3人による全8巻の振り返り。「世界哲学」という視点から見た画期性や触れられなかった点やもう少し掘り下げたい論点などを、座談会形式で語る。それ以降は編者3人からの提起に加え、その他の研究者から世界各地域の哲学について紹介する。中でも個人的に興味深かったのは最後の2章。マルクスの予言した「宗教の自然死」は社会主義化しても起らず私的空間に隠棲され、ソ連崩壊後「復興」したこと。西洋哲学の白人至上主義、男性中心主義という指摘は痛烈。2021/01/04

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