ちくま新書<br> 韓国 現地からの報告―セウォル号事件から文在寅政権まで

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韓国 現地からの報告―セウォル号事件から文在寅政権まで

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480073020
  • NDC分類 302.21
  • Cコード C0236

出版社内容情報

セウォル号事件、巨大デモ、日韓関係の悪化、文在寅政権下の分断……2014~19年、何が起こり、人びとは何を考えていたのか? 現地からの貴重なレポート。

内容説明

セウォル号事件、朴槿恵退陣を求める巨大デモ、悪化する日韓関係、文在寅政権下の分断…そのとき、韓国では何が起こっていたのか?人びとは何を思い、考えていたのか?二〇一四~二〇年はじめまでに起こった出来事のほか、過度の競争を強いる教育制度、軍隊生活や不動産階級社会の実際、日韓をつなぐ人や物など、さまざまな物事を現地から報告する。メディアにはあらわれない韓国の人々の本音、日々のつぶやきを聞き取り、思考するための一冊。

目次

第1章 不信―セウォル号事件2014~15(船長や船員は何故さっさと逃げたのか;「まさに韓国的」なのか、「日本も同じ」なのか ほか)
第2章 政変―政治参加する人びと2016~17(朴大統領への巨大な怒り、しかし謎は残る;朴疑惑、メディアは前から知っていた? ほか)
第3章 歓喜から混乱へ―文政権のジレンマ2018~20(前政権を清算する新政権―「日韓慰安婦合意」の誠実な履行のために;なんと検察から!韓国の#Me Too―緊張する政界財界マスコミ業界 ほか)
第4章 韓国の教育現場から―日韓どちらが生きづらい?(韓国の学校で学ぶ、日本人の子供たち;教科書の中の「慰安婦問題」 ほか)
第5章 旅、友だち、それぞれの日韓(松山ではヘイトスピーチがありますか?―ある「親日派」の息子;韓流観光の教訓―「寒流」とキーセン観光 ほか)

著者等紹介

伊東順子[イトウジュンコ]
編集・翻訳業。愛知県生まれ。1990年に訪韓。翻訳・編集プロダクション運営。2017年に「韓国を語らい・味わい・楽しむ雑誌『中くらいの友だち―韓くに手帖』」(皓星社)を創刊(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

62
セウォル号事件から文在寅政権まで、おおよそ六年間の韓国の動きを現地の立場から追ったもの。あと教育問題とエッセイ風の章が続いてまとめられている。そういえばロウソク集会とか徴用工とかホワイト国とか連日賑やかしい事もあったなあ。コロナで全部吹き飛んだ感があるけど。内容は現地ならではの記述もあるけど、その時々に発表された記事をまとめた物だから広く薄くの感からは逃れられない。あと著者がリベラル寄りなので、その分は気を付けて読む必要あり。韓国からの報道は、常にイデオロギーが表面化しやすいので難儀なものであるなあ。2020/04/15

崩紫サロメ

21
翻訳者で韓国に住む2020年初頭までの肌で感じた韓国についてのエッセイ集。例えば著者は「韓国には言論の自由がない」という話を紹介する。しかし実際には、法的には保障されている。どういうことかというと、「空気を読む」ことが求められ、言いたいことが言えない状況がつくられている、という意味で、これは日本と似ていると思う。教育問題についても興味深い。韓国では従来筆記試験による過酷な受験戦争が有名であったが、近年、「随時募集」という推薦入試が7割以上を占め、富裕層に有利なものとなっているという。(→)2020/07/21

さとうしん

20
セウォル号事件から映画『パラサイト』までの韓国あるいは日韓関係の時評を収める。韓国社会の問題点や日本人の目から見た違和感に触れつつも、韓国人の民主主義に対する思い入れ、真摯さが伝わってくる。韓国人が日本政府や日本の戦争犯罪に反発しつつも目の前の日本人を気遣う態度に触れたり、池上彰や武藤元駐韓大使の意見にツッコミを入れたりと、韓国社会・韓国人への最低限のリスペクトを持った上での論評になっているのがよい。(日本の韓国論に対して、こんな当然のことを特筆して褒めなければいけないのは悲しむべきことだが)2020/03/12

ケー

17
最近韓国に興味が湧いてきた自分としてはここ5~6年の韓国事情をコンパクトに読むことができてとても充実。特に今年に入ってからの記事もあるのでタイムリー。『82年生まれ、キム・ジヨン』や『パラサイト 半地下の家族』を取り上げたものもあり、かなり鮮度高く読めました。そして何より、いわゆる「学者」の人が描いたものではなく、一介の翻訳者の方が書いた本だからこそ、韓国の市井の人々のリアルな声が反映されていると感じました。2020/03/21

jamko

16
今の日韓関係を知るのに必読の一冊。セウォル号の悲劇から朴槿恵政権への怒り、文在寅政権誕生とmetoo運動、悲願の検察改革、そして徴用工判決から急速に高まった日韓の緊張感。韓国在住の著者がこの激動の数年を市民目線でレポートする。停滞し続けることしかできない政府を許容した日本と、デモの力で政権をチェンジさせた韓国。コロナ禍で政治家の能力が過去最高に問われる今、両国の差に愕然とした人も多いと思う。だけど酷い社会も市民が本気で動けば変えることができるんだと、韓国の歴史から学べる。2020/05/09

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