ちくま新書<br> 千家尊福と出雲信仰

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ちくま新書
千家尊福と出雲信仰

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480072702
  • NDC分類 178.192
  • Cコード C0214

出版社内容情報

幕末に生まれ、出雲大社の国造として生き神様と呼ばれた千家尊福(せんげたかとみ)。大社教初代管長、政財界の要職を歴任し声望を集めた希代の偉人の生涯を辿る。

内容説明

千家尊福(一八四五~一九一八)は明治のはじめ、出雲大社の祭祀をつかさどる国造(宮司)につくと、近世までの出雲信仰をもとに近代的な大社教を創立。日本全国に出向き出雲信仰を説き、神道界を二分した祭神論争では出雲派のリーダーとして活躍した。「生き神様」として絶大な人気を誇った尊福は後に政治家ともなり、埼玉・静岡・東京の府県知事、司法大臣や東京鉄道社長なども務め政財界で指導力を発揮した。出雲が生んだ希代の偉人の足跡をたどり、知られざる出雲信仰の世界を描く。

目次

1 出雲国造の世界―近世までの大社信仰(出雲国造;列島各地にある出雲国造ゆかりの神社;中世近世の出雲信仰と大社の御師;幕末の出雲歌壇と教学)
2 卓越した指導力をもつ生き神(明治宗教界の若き泰斗;祭神論争―伊勢派との対立;大社信仰の確立へ―殉教する生き神)
3 政治の世界へ(政への回帰―埼玉・静岡県知事としての功績;政財界の重鎮へ―東京府知事・司法大臣・東京鉄道社長として)
4 尊福が遺したもの―晩年の巡教と後継者たち(生涯にわたる巡教;受け継ぐ人たち)

著者等紹介

岡本雅享[オカモトマサタカ]
1967年出雲市生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、福岡県立大学人間社会学部教授。専門は政治社会学・民族学。地域や国を跨ぐ日本型Ethnic Studiesとしての出雲学を提唱(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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きいち

30
明治期の出雲国造が政治家となっていたことは知っていた。いまも神社本庁や日本会議から距離を保ち伝統を保持しつづけていることも。でも、確かに引っかかっていた。「生き神様」と政治家は両立するのか?そして伊勢神宮の祭祀を担ってきた神官や御師たちが国家神道に放逐され各地の神社の独自信仰が廃絶させられる中、出雲が独立を保てたのはなぜか?その答えがこの本の主役千家の存在。御師たちを新しく組織しなおし伊藤博文はじめ各地に協力者を作る強力なネットワーク力がすごい。自身も出雲出身の研究者が内側がっつり入って描き出していく。2020/01/19

bapaksejahtera

6
出雲国造として生き神と生まれた人物が、明治から大正に宗教家政治家歌人となり成し遂げた業績を顕彰する伝記である。前半は出雲信仰の成立ちと近代への流れを明治初期の国家神道との繋がりで述べた後、千家尊福の事績に進む。ここで私は改めて近代神道史の欺瞞的な性格を再認識するのである。国家神道は近代化の中で制度的には非宗教となり、マトモな神道家は宗派神道を設立する。他方国家神道側は教義構築もせず、国家イデオロギー教導から離れるや、仕事は草むしりのみ。これが戦後になり神社庁と称する紛い組織を作って貰い生残るのだから解らぬ2021/02/07

onepei

3
近代黎明ならではの興味深い人物だった2019/12/10

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