ちくま新書<br> コミュニティと都市の未来―新しい共生の作法

個数:
電子版価格
¥880
  • 電子版あり

ちくま新書
コミュニティと都市の未来―新しい共生の作法

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年06月05日 02時50分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480072597
  • NDC分類 361.78
  • Cコード C0236

出版社内容情報

多様性を認め、軽やかに移動する人々によるコミュニティはいかにして成立するのか。新しい共生の作法が、既存の都市やコミュニティを変えていく可能性を探る。

内容説明

地方のコミュニティは衰退し、都市はグローバル化によって格差が拡大し疲弊している。そして都市の論理が地域のコミュニティを崩壊させている―通常このように否定的に語られることが多い。だが本当にそうだろうか。軽やかに移動し、ICTの様々なコミュニケーションの新技術でつながった人々による、都市における新しい共生の作法がありえるのではないか。多様性を認める寛容な精神に満ちた作法が、既存のコミュニティをも変えていく可能性を探る、碩学による最新社会評論。

目次

いま、なぜ都市共生なのか
1 共生(生きられる共同性―イリイチの「共生」概念;都市をどうみるか―漱石・鴎外・須賀敦子の視座;多様性と寛容さ―ジェイコブズからフロリダへ)
2 多様性(「美しいまち」と排除の論理―自閉するまちづくりと「異なるもの」;安全・安心―コミュニティの虚と実;新しいコスモポリタニズム)
3 ボーダーとボーダーレス(サロンとコミュニティ―コ・プレゼンスのゆくえ;弱さと向き合うコミュニティ)
多様性と差異のゆくえ―ポスト都市共生へ

著者等紹介

吉原直樹[ヨシハラナオキ]
1948年生まれ。横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院教授。東北大学名誉教授。社会学博士。専攻は都市社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

67
複数の書籍に発表された論文と書き下ろしをまとめたもの。第八章にあるように弱者が強者に転換されうる社会(もちろん、その逆もありうるだろう)があっていい。というかむしろそうでなくてはならない。そういった特に下から上への流動性は現代の社会にまだまだ少ない要素であるように思う。年々それが難しくなっているように感じる。ここに寛容非寛容の根っこがあるような。2019/11/06

センケイ (線形)

8
タイトル的には関心にドンピシャだったので一読。具体的な事例もありつつ、新書としては割と理論面もあって往復する形で書かれているのが良かった。終盤、コミュニティの動的側面を重要視しようという議論は、事実観測とべき論が混ざっている感は少しあるかも。ただ、どの論者が何と主張したかという点は明確に拾えるし、着目している視点としてはこれも自分の好みで面白かった。2021/12/04

本命@ふまにたす

3
現代社会のコミュニティや都市が抱える問題について考察。理論、社会調査両方のアプローチが組み合わされているが、既発表原稿を利用しているのもあってか、やや内容が雑然としている印象。2022/10/21

ぷほは

3
それなりに理論的な前史はまとめられているものの、そこまで体系性や一貫性があるわけではなく、どこか議論が上滑りしている印象があり、途中まで読んで寝かせていた。バリ島の街路樹の事例におけるまちづくりが持つ自閉性と、ダウン症の子供を持つ母親の視点から語れるコミュニティ形成における「弱さ」の重要性については、本質的な論点を提供しているように思えた。しかしやはりこれらを解釈する枠組みがどうも的を射ているように見えず、一歩前の世界観を眺めている気分になる。コロナ以前、2020年代以前の時代とはこういうものだったかと。2022/01/05

まあい

3
「異なる他者」に開かれた都市共生へ向けた論考。現代社会に関する理論や思想と、ゲーテッド・コミュニティや被災地のサロンの事例とを往還する議論で、さまざまな示唆に富んでいる。無条件に「居合わせること」(コ・プレゼンス)、「情動的な紐帯」、などのキーワードを軸に、さまざまなスケールのコミュニティについて考えてみたくなる。なお本書は、既発表論文をもとに編集者の前で口頭発表する、というプロセスで書かれているため、同氏の他の著作よりも読みやすい。2020/02/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14430383
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品