ちくま新書<br> 失われたアートの謎を解く

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ちくま新書
失われたアートの謎を解く

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480072535
  • NDC分類 702
  • Cコード C0271

内容説明

名画の悲劇は美術史の知られざる裏の顔だ。修復不可能になったムンク“叫び”、2012年にアパートの一室から発見されたナチス御用画商の隠し絵画1万6000点、8万8000個の破片から再現されたマンテーニャのフレスコ画、フェルメール“合奏”を含む被害総額5億ドルの盗難事件…欲望と不運が綾なす黒歴史に詳細なビジュアルで迫る!

目次

第1章 美術品盗難事件簿(被害総額は史上最高 イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館盗難事件;イタリアに返還?!ルーヴル美術館から消えた“モナ・リザ” ほか)
第2章 戦争で消された名画(ヒトラーの美術品犯罪 略奪された四〇〇万点;連合軍が救った名品コレクション アルト・アウスゼー岩塩坑に隠された一万点 ほか)
第3章 捨てられて上書きされて(シャガール“夢の花束”に隠されたルヌヴーのパリ・オペラ座天井画;失われたレオナルド・ダ・ヴィンチ最大の壁画“アンギアーリの戦い”の謎 ほか)
第4章 失われた人類の遺産、再生の物語(保存失敗で色を失いつつあった高松塚古墳壁画“飛鳥美人”の再生;二万年前の洞窟壁画を守り、そして見せるラスコー洞窟の精密レプリカ展示へ ほか)

著者等紹介

青い日記帳[アオイニッキチョウ]
1968年生まれ。1990年國學院大学文学部文学科卒、Tak(タケ)の愛称でブログ「青い日記帳」を主宰する美術ブロガー。幅広いアート情報を毎日発信するほか、多くのメディアにコラムを寄稿。ギャラリーや書店、カルチャーセンターでのトークショーも多く行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みこ

21
盗難・強奪・破損・破壊・・・今、我々が見ている芸術作品が必ずしも作られた当時のままとは限らない。また、二度とお目にかかれない名作もある。そんなことを改めて思い起こさせてくれる一冊。勿体ないという一言で片付けるのは簡単だが、より一層見れるものは見れるうちに見ておこうと思わせてくれた。ドガの描いた絵をマネが破り捨てた話はちょっとした箸休めになった。2019/11/08

多喜夢

11
ノートルダム大聖堂や首里城の火災が続き、先般の台風でも多くの文化財の被害が明らかになっています。そんな中、本書の問いかける意味は大きいです。ただ監修者も述べているように、ひとうの事件で一冊の本が書けるほどの内容なので、惜しむらくは本書で取り上げられた項目に一貫性が欠け、執筆分量にも軽重が感じられたことです。カラー図版をたくさん使用し、分かりやすく訴えようとしたことは良かったです。2019/11/21

はちめ

11
実に面白い。盗難、戦争、破壊、災害など芸術作品が失われる原因は様々だが、優れた芸術作品だからこそそこに物語が生まれる。興味深いエピソードばかりだが、第二次世界大戦時のナチスによる略奪とそれをソ連が再略奪した事件はまだ終了していないことに驚く。個人的にはウィンストン・チャーチルの肖像画をめぐる物語が興味深い。絵も素晴らしい。☆☆☆☆★2019/10/05

Wataru Hoshii

10
監修者のアートブログは私も時々拝見している。盗難や破壊など、失われた美術作品についての読み物。こういうネタは「迷宮美術館」という番組のディレクターをしていたときにかなりたくさん取材したが、やはり面白い。芸術作品は知的活動の産物である一方、心の中の暗い欲望を呼び起こす魔物でもある。そこには人間の気高さや愚かさの逸話が詰まっている。この新書はヴィジュアル解説が充実しているところもポイントで、美術館やギャラリーによく足を運ぶアート好きの人も満足できると思う。よい企画。2019/11/09

sheemer

9
盗難・戦争・廃棄や上書きで失われてしまったアートの具体的なストーリーと修復の課題を語った本。著者は青い日記帳という美術ブログの作者の方で監修者であり、各章テキストは別の3人が書いたらしい。伝聞調が多く、二次資料から文章を起こしているのかもと感じた。文献リストはないがそれぞれの場所で出典は書いてあるようだ。事実の記載が主で、著者の観点は、前面に出てこない。この領域の全体像を把握するにはコンサイスでいいと思った。図の解説もちゃんとしていると思う。図書館本のオンライン読み上げ。テンポよく数時間で読めた。2023/05/03

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