ちくま新書<br> 官僚制と公文書―改竄、捏造、忖度の背景

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官僚制と公文書―改竄、捏造、忖度の背景

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480072238
  • NDC分類 317
  • Cコード C0231

出版社内容情報

眼を覆いたくなるほど凄まじい官僚の劣化。組織構造、意思決定、情報公開法や公文書管理法など、官僚統制のシステムを問いなおし、“政権主導”の暴走をえぐる。

内容説明

官僚や官僚機構の劣化は、眼を覆いたくなるほど凄まじい。歴史への責任をともなう公文書の改竄、数々の立法および行政上のエビデンス(根拠)の捏造。エリート官僚たちによって勤勉に偽装作業が繰り返されていた事実が、次々と発覚している。いつから日本の官僚機構は、これほどまでに壊れてしまったのか。人事をふくめた組織構造、意思決定、情報公開法や公文書管理法など、官僚統制のシステムを問いなおし、「官邸主導」の暴走をえぐる。

目次

序章 官僚制を揺るがす公文書管理(官僚機構の「危機感」;前代未聞の決裁文書の改竄 ほか)
第1章 官僚制の組織構造と行動(戦後民主改革と調和しているのか;官僚制組織に内在する非民主的構造 ほか)
第2章 官僚制の意思決定と情報公開法・公文書管理法(情報公開法の制定と論点;遅れてきた公文書管理法の制定 ほか)
第3章 政権主導の意思決定システムと官僚制(安倍政権の「官から政」とは;政権主導の装置としての内閣官房強化と有識者会議 ほか)
終章 壊れる官僚制をどうするか(「政権主導」の功罪;「政治主導」の意義を取り戻す ほか)

著者等紹介

新藤宗幸[シンドウムネユキ]
1946年神奈川県生まれ。千葉大学名誉教授。中央大学大学院法学研究科修士課程修了。専攻は行政学。東京市政調査会研究員、専修大学法学部助教授、立教大学法学部教授、千葉大学法経学部教授、後藤・安田記念東京都市研究所理事長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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coolflat

24
ここ数年、モリカケ問題や桜を見る会問題、裁量労働制問題や技能訓練生問題など、公文書の隠蔽・改ざん・捏造が発覚し続けている。およそ民主国家ではありえない出来事が日々繰り返されている。なぜこういった恥ずべきことが起こり続けるのか。二つの観点、無責任体制と忖度体制を軸に論説している。一つは歴史的観点。無責任体制は明治の官僚制度が出発点で、現在も法律的にそれが踏襲されているということ。もう一つは特に安倍政権下における官僚制度の改悪化という観点。忖度体制は、内閣人事局の設置と官僚制幹部人事の一元化によって生まれた。2020/02/10

Masatoshi Oyu

7
公文書の改竄・隠蔽が相次ぐ官僚制に対する著者の憂いの書と言える。 指摘として重要なのは、この問題は安部政権下で官僚制の健全な規範が破壊された結果生じているのではなく、元々そうした問題が内在しており、安部政権下ではそれが強化促進されて噴出したに過ぎないということ。 日本の官僚は天皇の官吏として誕生し、戦後も決して民主主義と親和的に変革してきたわけではなかった。身分制的な入り口選別や職位ごとの権限と責任が明確に定められていない無責任の体系などの問題点は一貫した問題である。本書では筆者なりの改革案も提示される 2021/12/18

Ex libris 毒餃子

7
公文書管理の仕事もしているので、参考に。官僚構造と公文書管理は表裏一体であり、人事権を内閣に握られて公文書改竄というあってはならない事件が発生する。安倍政治に批判的内容であるが、公文書の公正性・適正性は国家の基幹のみならず、後年の歴史評価に関わってくるので、政権が変わろうとも厳しい目で見て管理していく必要は大である。2019/06/26

Nobu A

6
表舞台に現れる政治家と政権を裏で支える官僚。世間を騒がせた森友学園の決算文書改竄と加計学園の行政文書の真贋争い。官僚制を揺るがす公文書管理。歴史的背景を踏まえ、組織構造、意思決定、情報公開法・公文書管理法と網羅し、「政権主導」の功罪を詳述。公文書管理に流行語にもなった「忖度」があったのか。官僚制がどのように歪んだのか。非常に興味深い内容。一方で、見ての通り法律用語に多用される漢語が犇き合い難しい。公文書管理法と「公正な政治と行政」関連を理解出来たのは大きい。新藤宗幸著書初読。他著も読んで理解を深めたい。2020/11/11

Iwata Kentaro

3
衝動買い。内容はまあ予想していた通り。このままズブズブと没落していくのでしょうか、日本の官僚たち。2019/06/28

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