出版社内容情報
病いを患う人をケアするとはどういうことなのか。現象学という哲学の視点から問い直す、「ケアの現象学」の最良の入門書。そもそも病いを患うとは、病いを患う人をケアするとはどういうことなのか。現象学という哲学の視点から医療ケアを問い直す、「ケアの現象学」の最良の入門書。
榊原 哲也[サカキバラ テツヤ]
著・文・その他
内容説明
一生を何の病気にもかからずに終える人は、ほとんどいない。高齢化も進み、医療ケアを受ける人は今後ますます増大していく見込みである。社会全体で病気を患う人々をケアし、支えていくためにはどうしたらいいのだろうか。本書では、「現象学」という哲学の視点から、病いを患うとはどういうことなのか、病いを患う人をケアするとはどういうことなのかを、改めて見つめなおす。患者の心身をトータルにとらえ、向き合い寄り添うケアへの道しるべを示す一冊である。
目次
第1章 疾患と病い
第2章 「現象学」とはどのような哲学か
第3章 医学の視点と患者の経験
第4章 患者の病い経験を理解するために―ベナー/ルーベルの現象学的人間観
第5章 患者をトータルにみるということ―安らぎを目指して
終わりに―患者になりうる者として
著者等紹介
榊原哲也[サカキバラテツヤ]
1958年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。東京大学文学部助手、立命館大学文学部助教授等を経て、東京大学大学院人文社会系研究科教授。博士(文学)。専門は、哲学(現象学、ケアの哲学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。