ちくま新書<br> 現代語訳 老子

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ちくま新書
現代語訳 老子

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  • サイズ 新書判/ページ数 448p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480071453
  • NDC分類 124.23
  • Cコード C0210

出版社内容情報

古代中国の古典「老子」。その謎に包まれたテキストを明解な現代語に解きほぐし、老子像を「保守主義」という視点から刷新する。古代中国の古典「老子」。二千年以上も読み継がれてきたそのテキストを明解な現代語に解きほぐし、老子像を「保守主義」という視点から刷新する。

保立 道久[ホタテ ミチヒサ]
翻訳/解説

内容説明

中国古代の社会に深く根ざした『老子』。そのテクストは、人の生死を確かな目で見つめ、宇宙と神話の悠遠な世界を語り、世のために恐れずに直言する、苛烈な戦国時代を生きた一人の思想家の姿を伝えている。この大古典を少しでも読みやすく、深く味わうために、本書はテーマによって内容を整理し、謎に包まれたテクストを明快に解きほぐす。二千年以上も読み継がれてきた中国の精髄へ、大胆かつ精密に接近し、そこに日本の神話と神道の原型を発見する。

目次

序 老子と『老子』について
第1部 「運・鈍・根」で生きる(じょうぶな頭とかしこい体になるために;「善」と「信」の哲学;女と男が身体を知り、身体を守る;老年と人生の諦観)
第2部 星空と神話と「士」の実践哲学(宇宙の生成と「道」;女神と鬼神の神話、その行方;「士」の矜持と道と徳の哲学;「士」と民衆、その周辺)
第3部 王と平和と世直しと(王権を補佐する;「世直し」の思想;平和主義と「やむを得ざる」戦争;帝国と連邦制の理想)

著者等紹介

保立道久[ホタテミチヒサ]
1948年東京生まれ。専攻は日本史。国際基督教大学教養学部卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科修了。東京大学史料編纂所元所長。現在、同大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

28
新書としては分厚い類。81講より成る。その中から【現代語訳】より。6講 丈夫な頭とかしこい身体―「知足」とは何か(44章):身体そのものと財貨のどちらが大事か。よく考えた方がいい(048頁)。18講 母親は生んだ子を私せず、見返りを求めない(10章):徳こそが、子を生んだ母親のように、世界を私のものとせず、為(し)てやっても見返りは求めず、生育させても支配しようとしない。これを玄徳(げんとく)という(117頁)。2019/09/22

あっきー

21
⭐5 老子の訳本は何種類も出ているが元は同じものなんだから似たり寄ったりだろうと思っていた、しかし老子が言いたかったのはこれに違いないというところが解説者によってかなり違っていて面白い見方があったりする、細かすぎて難しいところや金谷訳とは違いもあるから比べながら読んでいくのが良いし(例えば10章)、著者の少し尖っている考えと黄巾の乱などの関連雑学が面白かった2020/12/31

ナン

12
いつか文庫版を読みたいとは思っており、手始めに新書で概要を理解しようと思っていたが、思っていたより難解。深い理解のためには、人生経験を重ね、また、論語や韓非子等との読み比べが必要と感じた。「禍福は~」「足るを知る」「無為」「柔」「水」などのキーワードは人生がうまくいかないときなどに心の支えになるかもしれない。 新しい発見だったのは、日本の神道・神話への影響の大きさと、哲学的・精神的な内容だけでなく合理的・自然科学的な内容も書かれているということ。老子の思想は我々の深いところで根付いているかもと思った。2021/08/18

さとうしん

12
郭店簡本『老子』の年代に関して池田知久説を前提として立論してしまっていることや、第1講の「大象」の解釈など問題点は多いが、『老子』の解釈については通説的理解を明示したうえで自説を展開しており、最低限のことはできている。また『老子』に関して専門外なりによく勉強した痕跡は窺える(日本語と漢文訓読で読めるもの以外の研究にも挑戦して欲しかったとは思うが)。ただ、著者が書くべきだったのは『老子』そのものの訳注ではなく、日本における『老子』の受容史だったのではないかと感じた。2018/08/19

amanon

5
漢文学プロパーでない人による訳と解説であり、従来とは大きく違う解釈をしている箇所が少なからずあるのが気になったものの、概ね興味深く読めた。愚民化政策を推奨していると見られるようなことを書きながらも、権力の行き過ぎを危うんだり…と大きく矛盾する記述が散見されるが、それも解釈によって、辻褄があったりするようだから、なかなか一筋縄ではいかない。とにかく一読しただけでは、その思想全体像は見えそうにない。近いうちに再読しよう。また、老子が伊勢神道や禅に大きな影響を与えているというのは驚き。この辺り探究の余地がある。2021/04/12

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