ちくま新書<br> 英米哲学入門―「である」と「べき」の交差する世界

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ちくま新書
英米哲学入門―「である」と「べき」の交差する世界

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  • サイズ 新書判/ページ数 368p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480071323
  • NDC分類 133
  • Cコード C0210

出版社内容情報

私が生まれる前にも世界は本当にあったの? 因果関係って実はいっさい存在しない? 哲学の根本問題を経験や言語を足場に考え抜く、笑いあり感動ありの入門講義。

一ノ瀬 正樹[イチノセ マサキ]
著・文・その他

内容説明

私が生まれる前にも世界は本当に存在していたのか?ものごとには原因と結果があるという確信は、実は思い込みにすぎないのではないか?この世界の当たり前のありようを疑い、立ち止まって問うてみること。それこそが哲学の入口であり核心である。ロック、バークリ、ヒューム、ラッセル、ウィトゲンシュタイン…「経験」や「言語」を足場に考え抜いた哲学者たちの議論を糸口に、素朴にして深遠な哲学の根本問題へといざなう。事実(である)と規範(べき)が織りなす世界の謎を読者とともに思考する、笑いあり涙あり(?)の入門講義。

目次

第1章 世界のすがた(リアリティの謎;観念論の洞察;条件文的な可能性 ほか)
第2章 世界のきまり(必然性あれこれ;ないけど肯定される因果;ランダム性、そして混沌 ほか)
第3章 世界にすまう(因果にしみこむ不在性;因果と予防;「である」と「べき」のはざま)

著者等紹介

一ノ瀬正樹[イチノセマサキ]
1957年茨城県土浦市生まれ。東京大学文学部卒業。同大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士課程修了。博士(文学)。東京大学大学院人文社会系研究科教授をへて、武蔵野大学教授。英国オックスフォード大学Honorary Fellow。和辻哲郎文化賞、中村元賞、農業農村工学会賞著作賞を受賞。専門は哲学(因果論・パーソン概念)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ころこ

35
かなり読み易い哲学入門ですが、簡単に理解できたとは言えない部分が含まれています。1章では、科学実在論と観念論を往還して、残余から生まれる「何か」をつかもうとしています。2章では、言語化するということは、ある見方で把握することと同じことを議論しています。論理があって因果関係があるのか、論理的な言語で表すことのために人間が因果関係をつくるのか、どちらのなでしょうか。ここで紹介されているデヴィッド・ルイスの「反事実的条件法」は、功利主義を考察するヒントになります。3章では前2章を受けて、価値的にネガティブなこと2019/10/28

月をみるもの

10
「因果の反事実的条件分析」を、一言で言うとシミュレーション? 2022/04/26

農明(ノウミョウ)

4
哲学概論として参考になった。主に西洋哲学の流れを認識することができた。2019/06/16

nnnともろー

3
英米哲学を題材とした「哲学入門」。因果論が中心。文体は平易だが、読み応えがある。特に「である」と「べき」の関係については興味深く読めた。2019/06/22

Schuhschnabel

2
観念論と因果論を題材にして、日々当たり前だと思っていることを理詰めで説明しようとするとおかしなことになったり、突飛だと感じられる理屈が意外と難攻不落だったりする、哲学のあべこべさを前面に押し出した本。一寸先は闇という筆者(のアバター)の世界観は共有できないが、議論自体は納得しながら読み進めることができた。なお、因果論については『1冊でわかる因果性』も併せて読むと理解が深まる。2019/04/01

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