出版社内容情報
何がアメリカを変えるのか? 保守とリベラルの衝突でダイナミックに動く、平等化運動から見たアメリカの歴史と現在。
内容説明
二〇〇九年、オバマが「チェンジ」を合言葉に登場。医療保険、同性婚支持、移民政策において、平等化への歴史に新たな一ページを刻んだ。八年後、トランプも「チェンジ」を訴えて登板した。「チェンジ」の価値化こそは、アメリカ文化の柱だ。しかし、どのような「チェンジ」か。本書は、アメリカの社会変革の原動力として、人種、移民、女性、LGBTの平等化運動を取り上げ、政治、経済、社会、文化の歴史的変化を見る。そして、トランプ政権による揺り戻しと、反動への抵抗勢力の激突を描き出す。
目次
第1章 人種と移民―平等への長い道、そして今再び前線化(人種カテゴリーの構築、差別の制度化;移民・帰化政策と人種・民族の階層化 ほか)
第2章 女性たちが牽引した社会変革(「女性革命」がもたらした広範な社会変化;女性の政治力の拡大 ほか)
第3章 LGBTの平等要求運動の勝利(LGBT―セクシュアリティとジェンダーの多様性;同性愛者は歴史的にどのように扱われてきたか? ほか)
第4章 オバマからトランプへ―激震はどこに向かうのか?(オバマ・レガシー;大統領選挙が露出したアメリカ社会の対立と分断 ほか)
著者等紹介
ホーン川嶋瑤子[ホーンカワシマヨウコ]
東京大学法学部卒。スタンフォード大学教育学博士号&経済学修士号。文筆業。お茶の水女子大学ジェンダー研究センター教授、東京大学非常勤講師、スタンフォード大学大学院客員研究員、国際学術誌『日米女性ジャーナル』及び“US‐Japan Women’s Journal”創刊編集長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kanetaka M. Maki