ちくま新書<br> 脳の誕生―発生・発達・進化の謎を解く

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ちくま新書
脳の誕生―発生・発達・進化の謎を解く

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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480071019
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C0245

出版社内容情報

脳は一個の細胞を出発点としてどのように出来上がったのか。30週、20年、10億年の各視点から壮大なメカニズムを追う!

内容説明

私たちの脳は、たった1個の受精卵という細胞から、どのように出来上がったのだろう。本書は、四次元でダイナミックに生まれていく脳のドラマを解説する初の入門書である。神経組織やニューロンが作られ、脳の枠組みが出来上がる「発生」ステージ、ニューロンが突起を伸ばし繋ぎ合わされて大人の脳に成熟していく「発達」ステージ、地球史・生物史の視点からヒトの脳へ至る道筋をたどる「進化」ステージ―以上三部構成で、30週、20年、10億年の各スケールに立ち、脳という小宇宙が形作られる壮大なメカニズムを追う!

目次

1 脳の「発生」―胎児期(30週)(脳を構成する細胞の世界;はじまりは「管」;脳の区画の成立 ほか)
2 脳の「発達」―出生から成人まで(20年)(脳の配線はどのようにつくられるか;ニューロンの生存競争;生後の脳の発達 ほか)
3 脳の「進化」―地球スケール(10億年)(神経系の誕生;脳の進化を分子レベルで考える;脊椎動物の脳 ほか)

著者等紹介

大隅典子[オオスミノリコ]
東北大学大学院医学系研究科教授、東北大学大学院医学系研究科附属創生応用医学研究センター長。1985年東京医科歯科大学歯学部卒業、1989年同大学院歯学研究科修了、博士(歯学)。東京医科歯科大学歯学部助手、国立精神・神経センター(当時)神経研究所室長を経て、現職。専門は脊椎動物の神経発生(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

101
新書ながら充実の内容。アンドリュー・パーカー「眼の誕生」のオマージュで付けたタイトル。脳の発生(30週)、脳の発達(20年)、脳の進化(10億年)を4次元的に網羅しており、それらの多くの知見が分子生物学的アプローチでなされている。脳の発生では「インサイド・アウト」のニューロン移動、脳の発達における3歳児神話の嘘、脳の進化で10億年前の単細胞生物における分子レベルでのニューロンの起源、脊椎動物における第一鰓弓から顎の形成など興味深く読了。たった1個の受精卵から脳に分化する不思議と生命の進化の歴史を堪能した。2021/07/18

アキ

99
卵子と精子が受精して一つの受精卵ができ、1週間後胚性幹細胞(ES細胞)が、2週間後外胚葉と内胚葉に、3週目に中胚葉の三胚葉期に入る。ここから脳・神経系の形成が始まる。外胚葉の神経板が神経管になるには神経誘導を行うオーガナイザーがあり、腹背側・前後の配列にSHH遺伝子とHOX遺伝子が関与しており、なんと先行するショウジョウバエの研究で発見されたヘッジホッグ遺伝子と相同で、1995年共に「初期胚発生の遺伝的制御に関する発見」でノーベル医学生理学賞を受賞した。現在線虫の神経系から遺伝情報の研究が盛んである。再読2022/02/08

Miyako Hongo

11
脳の発生、発達に関する最新の知見を進化にからめて説明する本。個人的には意識はどこから来るのか系の話だと思ってたんでちょっと肩すかし。□受精卵からの脳の形成カスケードを、活性化物質の名前も挙げて解説。知らなくても日常生活には何の差し障りもない話が延々続く。とは言え、所々に自分の知識と合致する話題があって、まだまだ自分の知ってる事の分量は少ないな、と確認。□人類の脳容量が増加した原因は二足歩行か肉食か言語を使い始めたからか? 各学者の展開する持論は探偵役の謎解き合戦にも似てて中々楽しい。2019/03/30

イボンヌ

10
新書なので一般向けに書かれているようですが、それでもかなり専門的でした。それなのに面白い。カンブリア紀の大爆発が、「眼の誕生」によるという説など。2018/04/12

tnyak

5
脳という小宇宙が、四次元でダイナミックに形成されていく魅力が語られた良質の入門書。脳誕生に関わる多種多様な物質、遺伝子、部位の名称を交えての解説書なので、内容な平易ではありません。しかし、脳の発生・発達・進化について解明されていくプロセスの一端に触れることはとてもエキサイティングです。 2018/02/17

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