ちくま新書<br> 経済学講義

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ちくま新書
経済学講義

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480069856
  • NDC分類 331
  • Cコード C0233

出版社内容情報

ミクロ経済学、マクロ経済学、計量経済学の主要3分野をざっくり学べるガイドブック。体系とシステムを理解して、経済学の思考法のエッセンスをつかみとろう!

内容説明

経済学はビジネスや生活、あらゆる局面に応用可能な学問です。その一方で、わかりづらい学問でもあります。「何にでも応用できる」ために、「何に使えるのかがわからない」のです。本書は、初学者が経済学を学ぶにあたって必要な基礎知識をざっくりと解説しています。ミクロ経済学、マクロ経済学、計量経済学の主要三分野を一望し、その要点を一挙に学べるガイドブックです。

目次

第1部 ミクロ経済学(競争市場の需要と供給―自由主義経済の効率性を証明する;独占と市場の失敗―経済政策が必要な場所を見つけよう;新しいミクロ経済理論―人間行動のリアルを考えるために)
第2部 マクロ経済学(マクロ経済の数字―計器なくして飛行機は操縦できない;世界大恐慌から脱出するための経済学;失業とインフレーション―経済学の二大目標に「折り合い」をつける)
第3部 計量経済学(統計的思考の基礎―「ふつう」って何ですか;回帰分析―経済理論の賛否を確かめるための経済学)

著者等紹介

飯田泰之[イイダヤスユキ]
1975年生まれ。エコノミスト。明治大学政治経済学部准教授、シノドスマネージング・ディレクター、内閣府規制改革推進会議委員。東京大学経済学部卒業後、同大学院経済学研究科博士課程単位取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

44
これから経済学を学びたい人には好適。知らなかったのは、ショートサイド原則(115頁)で、マクロ経済学に出て来る、生産能力と有効需要のうち小さいほうで現実のGDP水準は決まるということ。重要箇所は水色ゴシ体でメリハリがある。2017/12/20

tamako

17
経済学のメジャーな理論と統計学のつながりについて実例を交えて解説している良書。学問が実生活で個人や社会に与える具体的な利点を追求するのはちょっと違うと常々思うのだけど、小難しくても市民に開かれている方が良いのは確か。経済政策に意味がない、得するのは金持ちだけ、みたいな感覚を持っている人は通読してみると世界の見え方が変わると思う。2023/08/12

Ex libris 毒餃子

12
大学で学ぶ経済学の入門としてはベスト。計量経済学までカバーしているのが良い。2018/07/07

パット長月

8
これから経済学を学ぼうという人へのガイダンス。コンパクトでとてもよくまとまっており、特にマクロ以降の説明がこなれた感じで有益だった。ミクロの説明は、もちろん理解はできるが、このレベルでは、新聞雑誌を読んだりして現実社会を観察するのに、どのように役に立つのかどうもピンとこない。次は長らく積読状態の「飯田のミクロ」を読んでみよう。2024/08/25

ころこ

8
最小限の経済理論の説明から、ゲーム理論や行動経済学を使って経済政策へ。グラフの様な抽象から具体的決定へという大きな流れはあるものの、政策評価や提言を消しているのが本書の特徴です。それは、読者の理解が進めば、著者が日ごろ発信している経済政策が評価される筈だという矜持にもみえます。経済学者には、50代と40代に大きな溝がある様にみえます。それは、冷戦崩壊と共にマル経を疑問なく受容したか、バブル崩壊をどの立場で体験したかということに規定されている様に思えます。ようやく海外標準的な経済学者が多数台頭してきて、日本2017/09/14

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