ちくま新書<br> 僕らの社会主義

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僕らの社会主義

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480069733
  • NDC分類 309.3
  • Cコード C0231

出版社内容情報

いま再びグランド・セオリーが必要とされているのではないか? マルクス主義とは別の「あったかもしれない社会主義」の可能性について気鋭の論客が語り尽くす。

内容説明

社会が危機に瀕した時代にはいつも、大きな原則「グランド・セオリー」が必要とされてきた。ならば今こそ、それが語られるべきなのではないか?二一世紀現代にも似た一九世紀イギリスでは、数々の社会改革運動が起こった。当時の社会運動家たちが思い描いたのは、有産階級以外の人々も美的に豊かな生活を送れる社会だ。そこにあったのはマルクス主義一辺倒になる前の「あったかもしれない社会主義」だ。「豊かな生活」とは何を意味していたのか。自らがアクティヴィストでもある気鋭の若手論客二人が語り合い、今の自分たちが描くことのできるグランド・デザインを提言する。

目次

はじめに ポストモダンの素敵な社会主義
第1部 いまこそ大きなスケールで―政治哲学編
第2部 あったかもしれない社会主義―故郷イギリス編
第3部 ディーセンシーとフェアネス―理念提言編
第4部 行政×地域×住民参加―民主主義・意思決定編
おわりに 社会主義をつまみ食いしませんか

著者等紹介

國分功一郎[コクブンコウイチロウ]
1974年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、高崎経済大学経済学部准教授

山崎亮[ヤマザキリョウ]
1973年生まれ。studio‐L代表、東北芸術工科大学教授(コミュニティデザイン学科長)。全国各地のまちづくり、住民参加型の総合計画づくりなどに参画(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

40
山崎:ラスキンはオウエンを意識しているし、カーライルとは往復書簡をやっていた。だからラスキンは二人から相当影響を受けている。その下にモリスやハワード、トインビー、ヒルがいるという構図(046頁)。ラスキンの周囲には同じ志をもったひとびとの系譜をみることができます。オウエンとカーライルは中世の生活を賛美し、都市経営における実験的・先駆的な取り組みを行った。ラスキンはその次の世代に当たる(059頁)。2017/11/23

ケー

27
久々に真面目な新書を読む。現代においてはヒジョーに地味な考え方である社会主義。しかしそれは完全にオワコンなのか?それとも現代社会に適用できるのか?哲学者と建築デザイン二人の対談。社会主義そのものの検討よりはそれを我々のコミュニティに置いてどう活用すべきかの話が多い。特に建築に関する話題が多め。想像してたものとはちょっと違ったけど割と面白かった。2017/09/04

浅香山三郎

18
山崎亮さんと國分功一郎さんの組み合わせが意外な気もしたが、読んでみるとなるほどと感じさせられた。(國分さんは何故か今迄ちやんと読んだことがなかつた。) マルクス主義ぢやない社会主義思想を今見直すことは、楽しい暮らし方や働き方を模索することに繋がるといふ話で、山崎さんのコミュニティデザインとも親和性が高いし、「#カリグラシ」的な価値観や、縮小都市的な志向とも通ずる。さういふ発想のヒント捜しの本として読んだ。イギリスのモリス的な社会主義には、本来さういふラフさがあつたと考へたい。2018/03/11

呼戯人

17
マルクスによる共産主義ではなく、ウィリアム・モリスやジョン・ラスキン、ロバート・オーウェンらが唱え、試みた社会主義を現代に取り戻す試み。楽しみと喜び、美と教育を労働の中に再び見出してゆくものとしての社会主義が語られている。市場原理主義の中で荒れ果ててしまった私たちの生活を再び社会の中に埋め込んでゆく試みは、経済でいえば、カール・ポランニーや宇沢弘文の主張にもつながってゆく。資本・ネーション・国家を一気に廃するのではなく、徐々に社会民主主義を通して、少しづつ新しい中世へつなげてゆく。私たちの未来。2017/07/17

ナン

16
地域生活など身近な話題などに引きつけて社会主義を解説するような本か思っていたが、良い意味で裏切られた。もちろんそうした内容も含まれ、19世紀イギリスの社会主義思想が軸とはなっているが、建築や働き方、まちづくりなどにも言及され、寧ろそちらの方が心の残った。特に「楽しさ自給率」という語が秀逸。道民として、東京等にはなく北海道にある資源こそ活用して日々の生活を楽しいものにしたいものだ。また、そうした人々の生活の積み重ねが外からも北海道の生活を魅力的なものに見せるのではないか。2022/02/06

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