ちくま新書<br> 性風俗のいびつな現場

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ちくま新書
性風俗のいびつな現場

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480068682
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0236

出版社内容情報

熟女専門、激安で過激、母乳が飲めるなど、より生々しくなった性風俗。そこでは、どのような人たちが、どのような思いで働いているのか。その実態に追う。

内容説明

わずか数千円で遊べる激安店、妊婦や母乳を売りにする店、四〇から五〇代の熟女をそろえた店など、店舗型風俗が衰退して以降、風俗はより生々しく、過激な世界へとシフトしている。さらに参入するハードルが下がり、多くの女性が働けるようになった反面、大半の現場では、必ずしも高収入にはならない仕事になっているのが実態だ。それでは、これから風俗はどこへ向かっていくのだろうか。様々な現場での取材・分析を通して、表面的なルポルタージュを超えて、風俗に画期的な意味を見出した一冊。

目次

第1章 地方都市における、ある障害者のデリヘル起業体験記
第2章 妊婦・母乳専門店は「魔法の職場」
第3章 「風俗の墓場」激安店が成り立つカラクリ
第4章 「地雷専門店」という仮面
第5章 熟女の・熟女による・熟女のためのお店とは?
第6章 ドキュメント 待機部屋での生活相談
終章 つながる風俗

著者等紹介

坂爪真吾[サカツメシンゴ]
1981年新潟市生まれ。一般社団法人ホワイトハンズ代表理事。東京大学文学部卒。新しい「性の公共」をつくる、という理念の下、重度身体障害者に対する射精介助サービス、風俗産業の社会化を目指す「セックスワーク・サミット」の開催など、社会的な切り口で、現代の性問題の解決に取り組んでいる。2014年社会貢献者表彰、2015年新潟人間力大賞グランプリ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

321
性風俗の社会的役割を論じた本はいくつかあるが、本書はそのなかでも冷静かつ客観的なスタンスで論じていて、最終的な結論としては「性風俗は単独ではセーフティネットになりえないが、命綱の一本にはなりうる」というもの。もちろん、世の中には本書で取り上げられているマジメな性風俗経営者じゃない人もいっぱいいるだろうが、ある意味で社会的意義を(無意識下でも)抱きつつ従事している人々がいることと、それにより今日の生活が成り立つ人もいることがわかる。否認でも公認でも黙認でもない「容認」を目指す・・・・・・難しそ2016/03/02

Koning

51
この手の問題を扱った本としては中村の「職業としてのAV女優」や「日本の風俗嬢」を読んだけれど、あちらが使い捨てにするおっさん側の目線でありながらそれを隠してという感じが見え隠れしていたのだけれど、この人はそういう目線ではなくソーシャルワーカーの目線とでもいうか、ぐっと失礼じゃない(というかキワモノを見て喜ぶ週刊誌やらの目線ではない)ところに素直に驚く。なんたら浄化作戦とやらでなくせばいい、とかという話じゃないということ、善か悪かなんて頭の悪い二元論に落とし込む愚を書いていてよろしいです。2016/06/13

檜村

30
現代の風俗界について学べる本。風俗に偏見を持っている方には刺激が強いかもしれません。風俗界の在り方が変わっただけのようにも思いますし、これからも新たなサービスや多種多様の店が増加してもいいと願います。しかし、お店にもよりますが女性への管理が未だに雑である。これは悲しいことだ。著者の取材力に感服しながら最後まで読みました。2016/07/01

やいっち

26
貧困の連鎖の果ての、貧困困窮女性たちの最後の砦でもある性風俗。追い詰められた女性たちを泥沼から救うには、単に風俗店から抜け出させるだけじゃダメ。性風俗と福祉との連が必要。風俗から足を洗った後の道筋を立てないと本当の救いにはならないからだ(自分で生活費の管理ができない女性が多い)。驚いたのは、ギリギリの(安売りが売りの)風俗店に、精神的肉体的障碍者が実に多いこと。そうした人たちが一般社会で生きられず、最後の選択として風俗店に駆け込んでくる。   2016/10/11

小鈴

24
鈴木大介『最貧困女子』や中村淳彦『名前のない女』シリーズの絶望と虚無感を超えていくための必読書。風俗は「女性が男性に裸を売る世界」と見られ、だからこそ彼女達のルポが売れるわけだが、実態は「男性(経営者)が男性(客)に対して女性の裸を売る世界」なのだが男性にスポットは当たらない。この本では男性経営者の声が聞け、妊婦・母乳専門店、激安店、熟女店と女性のライフコースに沿った店を知ることができる。終章つながる風俗では福祉との連携、風俗の「社会化」に向けての提案と実践について語る。ご一読あれ。2016/01/29

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