出版社内容情報
カネ、人脈、才能、情報……展覧会では決して見れない美術館の素顔に迫る。盗難・贋作から展覧会の収支、コレクション作りまで、美の殿堂はこうなっている!
内容説明
一九九七年、スペインのさびれた地方都市ビルバオに世界的に有名な建築家フランク・ゲーリー設計のビルバオ・グッゲンハイム美術館が誕生しました。その集客は最初の3年間で400万人、収益約5億ユーロ!しかしこの美術館は存続の危機に陥った老舗名門美術館による起死回生の挑戦でした。美術品の保存と研究を旨とする美術館に、今、商業化とグローバル化の波が押し寄せています。新しく変わりつつある文化の殿堂で何が起きているのでしょうか?
目次
第1章 美術館のルーツを探ってみると…
第2章 美術館の仕事、あれやこれや大変です!
第3章 はたして展覧会づくりの裏側は?
第4章 美術作品を守るため、細心の注意を払います
第5章 美術作品はつねにリスクにさらされている?
第6章 どうなる?未来の美術館
著者等紹介
高橋明也[タカハシアキヤ]
1953年東京生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了、19世紀フランス美術史を専攻。1984~86年、文部省在外研究員として渡仏、パリのオルセー美術館開館準備室に在籍。国立西洋美術館主任研究官・学芸課長を経て、2006年、東京丸の内の三菱一号館美術館初代館長に就任。トゥールーズ=ロートレック、ルドン、ヴァロットンなどの作品を美術館に購入し、所蔵コレクションの柱とした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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