出版社内容情報
「地方創生」で国はいったい何をたくらみ、地方をどう支配しようとしているのか。気鋭の社会学者と行政学者が国策の罠を暴き出し、統治構造の病巣にメスを入れる。
内容説明
国策の病理が地方消滅を招く。中央‐地方の統治構造を、気鋭の社会学者と行政学者が徹底考察。
目次
第1章 「国‐自治体‐市民」の構造を問いなおす(「地方創生」で自治体は困り果てる;「震災復興」で何が起きているのか;「地方創生」は地域への侵略である)
第2章 いかにして地域政策は失敗するのか―原子力発電所事故から見えるもの(国と地域はどのようにズレていくのか;県と地域はどのようにズレていくのか;市町村と地域はどのようにズレていくのか)
第3章 地域にとって国家とは何か(アシンメトリー(非対称)としての権力
国策の構造
国をどう考えるか
特定財源主義による統制)
第4章 市民にとって、国家にとって自治体とは何か(多元的バランス構造の意義;依存の構造;科学技術と国家;ガバメントと共同体)
著者等紹介
山下祐介[ヤマシタユウスケ]
1969年生まれ。首都大学東京准教授。都市社会学、地域社会学、環境社会学
金井利之[カナイトシユキ]
1967年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科教授。都市行政学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 2件/全2件
-
- 和書
- 少女アリス (新版)