出版社内容情報
外来の宗教や哲学を受け入れ続けてきた日本人。その根底に流れる思想とは何か。古代から現代まで、この国のものの考え方のすべてがわかる、初めての本格的通史。
内容説明
この国の人々は選択的に外の思想を受け入れつつ、あるべき人間とは何かという問いを立ててきた。ではその根底にあるものは何だろうか。思想史を俯瞰してそれを探るには、日本の内と外の両側から眺める視点が必要である。そしてそのような内と外の意識こそ、古代からこの国で綿々と受け継がれてきたものだ。神話時代から現在までの各時代の思想に、外部的視点からの解釈を押し通すのではなく、内在的視点をもって丹念に光を当てる。一人の思想史家による、初めての本格通史。
目次
第1章 古代(日本という境域;神話にあらわれた思想 ほか)
第2章 中世(歴史物語・中世歴史書の思想―貴族の栄華と武士の登場;『愚管抄』と『平家物語』 ほか)
第3章 近世(キリシタンの伝来とその思想;朱子学派の登場 ほか)
第4章 近代(明治啓蒙思想とその展開;明六社とその同人 ほか)
第5章 現代(戦後思想の出発;戦後的なるものの相対化―主体・作為の捉え方 ほか)
著者等紹介
清水正之[シミズマサユキ]
1947年横浜市生まれ。倫理学・日本倫理思想史。聖学院大学人文学部教授。東京大学文学部倫理学科卒業、同大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。東京理科大学教授などを経て現職。博士(人文科学:お茶の水女子大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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