ちくま新書<br> 第一次世界大戦

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第一次世界大戦

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  • サイズ 新書判/ページ数 227p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480067869
  • NDC分類 209.71
  • Cコード C0222

内容説明

一九一四年に勃発したバルカン戦争は、当初の誰もが予想しなかった経緯をたどり、ヨーロッパ戦争へ、そして世界大戦へと拡大する。「短い二〇世紀」のはじまりであり現代史の画期となる第一次世界大戦である。本書では、近年の研究を踏まえながら、その戦史的経過、技術的進展、社会的変遷を辿り、国際体制の変化、「帝国」から「国民国家」への移行、女性の社会進出、福祉国家化などをもたらしたこの出来事を考察する。

目次

序章 第一次世界大戦史をめぐって(第一次世界大戦の名称;第一次世界大戦史研究の軌跡;戦争責任論争;戦争責任論争から修正主義へ;「合意」の成立とフィッシャー論争;大戦前史から大戦史へ)
第1章 一九一四年―大戦の始まり(バルカン戦争から世界戦争へ;緒戦の機動戦)
第2章 物量戦への移行と防御の優位(戦時経済体制の構築;膠着する戦況と両陣営の増強;防御の優位―西部戦線での攻防)
第3章 戦争目的の重層化と総力戦体制の成立(戦争目的の錯綜と戦時体制の亀裂;一九一七年の危機―戦争指導体制の再構築)
第4章 大戦終結を目指して(ロシアの脱落とアメリカの参戦;決戦の年)

著者等紹介

木村靖二[キムラセイジ]
1943年東京都生まれ。東京大学文学部卒業。東京大学大学院博士課程中退。ミュンヘン大学留学。茨城大学助教授、立教大学教授、東京大学大学院人文社会系研究科教授、立正大学文学部教授を経て、東京大学名誉教授。専攻はドイツ近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

WATA

84
第一次世界大戦の開戦から100年の節目を迎え、当時を振り返る本がいくつも出版されているが、その中でも本書は内容がよくまとまっている良書だと思う。開戦から終戦にかけての各国の政治的思惑や経済事情が簡潔に書かれており、「なぜ第一次世界大戦があんな展開になったのか」が理解しやすい。短期決戦で終わるはずだった戦いが、ずるずると長期戦になって泥沼化していく様子がよく分かる。物資が足りずに前線が維持できなかったり、国家間の連携が取れずに各個撃破されたり…。お互いに準備不足のまま始めた戦争だったという印象を強く受けた。2014/09/26

skunk_c

83
1914~18年のヨーロッパでの大戦に焦点を当て、軍事のほか政治や社会の状況を視野に入れてコンパクトにまとめてある。前提となるバルカン情勢や戦後のヴェルサイユ条約についても必要最小限の記述。したがってこの戦争自体をざっくりと知るには良い。ただ、やはりなぜ大戦に至ったのかという部分は重要なので、それはジョル『第一次大戦の起源』などで補う必要があろう。特に食糧事情については丹念に書かれており、餌が入らないため大戦初期にドイツでは豚が3分の1殺処分された等その厳しい状況がよく分かる。日本については最小限の記述。2022/05/16

巨峰

68
第一次世界大戦は高校の教科書で習った程度の知識しかないので興味深く読んだ。開戦から終戦までの経緯を丁寧にわかりやすく書かれた良書だと思います。今回初めて知ったのはアメリカの参戦までは、勝敗の行方ははっきりとはわからないほどの拮抗した戦いであったこと。それから、各戦闘における莫大な戦死者戦傷者の数に哀悼の意を覚える他ないです。いうなれば赤壁の戦いが、数年にわたり、数十回あったみたいな感じです。2018/09/14

harass

56
第一次大戦は日本人には馴染みがないが欧州の歴史や文化には欠かせない部分だ。その長期に渡る大規模な近代戦争をまとめた本。最近の週刊誌記事的なものと違い古き良き新書。歴史学の世界でもこの複雑な戦争の意味合いについて変化しているそうな。近代国民国家が確立してほぼ同等のレベルの国々が戦うということは、それまでの短期の牧歌的な戦いとはまったく異質なものに変化していた。類を見ない国全体を駆使しての総力戦は各国国民に疲弊をおよぼし、反乱やサボタージュも目立ったという。直接的な被害者である若者にはひどいトラウマに。良書。2016/07/22

佐島楓

47
レポート用参考文献。この戦争について自分は実に乏しい知識しか持っていなかったと痛感した。すさまじい死傷者数、地獄のような戦場、戦火が長引いて泥沼となった実情。次の大戦につながる展開も見えた。ここから知っておかねばいけない事実だったのだ。愕然とするばかり。2015/09/18

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