出版社内容情報
この社会の起源には何があったのか。ホッブズ、ヒューム、ルソー、ロールズの議論を精密かつ大胆に読みなおし、近代の中心的思想を今に蘇らせる清冽な入門書!
内容説明
私たちが暮らすこの社会は、そもそもどんなふうに生まれたのか。社会の形成・維持に不可欠なルールが、現にこうして守られているのはなぜか。政治秩序の正しさは、誰がどう判断すべきなのか。社会契約論とは、そんな素朴な問いを根源まで掘り下げて考える試みである。本書では、ホッブズ、ヒューム、ルソー、ロールズの議論を精密かつ大胆に読み解きながら、この近代の中心的思想に新たな息吹をふき込む。今までにない視点から世界の成り立ちが一望できる、清冽な政治思想入門!
目次
第1章 ホッブズ(世界の運動論的把握とは;政治社会の再構成とホッブズ問題;約束の力)
第2章 ヒューム(秩序の起源はどこにあるのか;コンヴェンションとホッブズ問題;政治社会と文明社会)
第3章 ルソー(ルソーの時代診断―「政治経済論」;ルソーの歴史観―『人間不平等起源論』;契約はどんなものか―『社会契約論』;一般性と特殊性―一般意志について)
第4章 ロールズ(ロールズのヒューム批判;正義の二原理;ルソーとロールズにおける一般性の次元)
著者等紹介
重田園江[オモダソノエ]
1968年兵庫県西宮市生まれ。早稲田大学政治経済学部、日本開発銀行を経て、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。現在、明治大学政治経済学部教授。専門は、現代思想・政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ころこ
魚京童!
壱萬参仟縁
とうゆ
akiakki