出版社内容情報
腑に落ちる文章は、どれも論理的だ! 東大入試を題材に、論理的に書くための「型」と「技」を覚えよう。学生だけでなく、社会人にも使えるワンランク上の文章術。
内容説明
「論理的に書く」ためには、難解な表現やレトリックは必要ない。定型化されたマニュアルに、文章をあてはめればよいわけでもない。その要は、読者と対話しつつ説得する全体構造を作ることと、必然と感じられる論理で個々の文をつなぎ合わせることにある。「東大入試」は難解なイメージがあるが、実はこの「考えて書く力」を試すストレートな良問が多い。本書では東大の国語・小論文を題材に、ロジカルライティングの基本技術を指南する。受験生・大学生はもちろん、書くことに悩むすべての人に向けた一冊。
目次
第1章 論理的に読めなければ、まず書けない(分かった「つもり」から脱する―表現から思考を読み取る;社会的背景から日常を読む―社会モデルを当てはめる;難解な表現を仕分けする―論理的・抽象的表現の解読)
第2章 書くための「型」を身に付ける(説得=対話の構造を作る―意見文の仕組みに習熟する;具体的なものがわかりやすいとは限らない―抽象化の意味;厳密な証明が論理の要―実用のための三段論法)
第3章 納得させるには「技」が効く(適切な例を出す―論と例の一致で説得力を;有効な仮説で現状を分析せよ―パズル解きの価値;明確な基準をたてて判断する―得失を自覚・評価する技術)
第4章 ただ正しいだけの文章と思われないために(批判の妥当性を疑う―ロジカルな議論の穴を見つける;対立をスルーする方法―次元を上げて解決するための発想;常識を覆す思考―逆説の使い方)
著者等紹介
吉岡友治[ヨシオカユウジ]
1954年宮城県仙台市生まれ。東京大学文学部社会学科卒、シカゴ大学人文学科修士課程修了、比較文学・演劇理論専攻。代々木ゼミナール講師を経て、現在、インターネット講座「VOCABOW小論術」校長。ロースクール・MBA・公務員志望者などを対象に文章、論理の指導を行うほか、企業でもライティング指導を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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