ちくま新書<br> 日本人のためのアフリカ入門

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ちくま新書
日本人のためのアフリカ入門

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  • サイズ 新書判/ページ数 238p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480066015
  • NDC分類 302.4
  • Cコード C0295

出版社内容情報

負のイメージで語られることの多いアフリカ。しかし、それらはどこまで本当か? メディアの在り方を問い直しつつ「新しいアフリカ」を紹介する異色の入門書。

内容説明

「貧しくてかわいそう」「部族対立が深刻」「発展が遅れている」…。アフリカに対する負のイメージは尽きない。しかし、それらはどの程度まで本当なのか?何が「事実」で、何が「誇張」なのか?アフリカの「悲惨さ」を強調するための人気テレビ番組の「やらせ」。事態を単純化し、誤解と偏見を煽る新聞報道…。アフリカ報道の最前線にいた記者が、日本人のアフリカ観を歪めてきたメディアの在り方を問い直しながら「新しいアフリカ」の姿を紹介する異色のアフリカ入門書。

目次

第1章 アフリカへの「まなざし」(現代日本人の「アフリカ観」;バラエティ番組の中のアフリカ;食い違う番組と現地;悪意なき「保護者」として)
第2章 アフリカを伝える(アフリカ報道への「不満」;小国の内政がニュースになる時;「部族対立」という罠)
第3章 「新しいアフリカ」と日本(「飢餓と貧困」の大陸?;「新しいアフリカ」の出現;国連安保理改革をめぐる思惑;転機の対アフリカ外交)
終章 「鏡」としてのアフリカ(アフリカから学ぶことはあるか?;「いじめ自殺」とアフリカ;アフリカの「毒」)

著者等紹介

白戸圭一[シラトケイイチ]
1970年埼玉県生まれ。立命館大学国際関係学部卒。同大学大学院国際関係研究科修士課程でアフリカ政治研究を専攻。毎日新聞社入社後、鹿児島支局、福岡総局(現西部本社報道部)、外信部を経て2004~08年、南アフリカ・ヨハネスブルク特派員。政治部、外信部を経て2011年4月からワシントン特派員。『ルポ資源大陸アフリカ 暴力が結ぶ貧困と繁栄』(東洋経済新報社)で、2010年の日本ジャーナリスト会議(JCJ)賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白義

19
アフリカと言うのは広く多様だし、近年は経済成長も激しく、国際社会ではすでにただの援助の対象ではない存在感がある。しかし今でもアフリカと言えば貧困と部族対立というステレオタイプを通したアフリカばかり語られている。本書はそういう「アフリカ・スキーマ」を批判的に読み解きながら今のアフリカの実態も紹介していてメディアリテラシー入門としてもよく出来ている。あいのりのやらせ暴露などメディア批判もあるが、暴露だけでなく報道を伝える難しさにも内省的に向き合いバランスをとっていて誠実さを感じる2015/01/11

かんがく

14
毎日新聞のアフリカ駐在員だった著者による、「日本人のための」アフリカ入門書。アフリカの実態が書かれた本というよりも、日本人がどのような誤解や偏見をもってアフリカを見てきたかが書かれた本。展開される論自体は一般的だが、著者の経験が多数盛り込まれていて面白かった。2019/09/06

ののまる

13
良い本だった。中立的な立ち位置を貫きながら柔らかく自分の意見を主張する著者の姿勢に共感できた。中国や諸外国にかなり遅れた感があるが、いまやアフリカ大陸は資源大国というイメージが日本でも付いてきたとおもう(実際にそういう書籍がたくさん出版されつつある)。だけど経済が自分の国と深く絡まってこないと、今まで勝手に固執してきた外国のイメージに修正が加わらず、また次は新しく手に入れた一つのレッテルのみで押していく可能性もあるのが、日本の相変わらずな偏狭さかも。2016/02/24

ベンアル

12
モロッコ人の人とやり取りしてて、よりアフリカのことを知りたいと思いブックオフで購入。新聞記者でアフリカ駐在経験のある記者が自身の体験談を基にアフリカについて紹介している。そもそもアフリカといっても、北アフリカのようなイスラム色が強いところと南アフリカのような原住民色が強いところがあり、一概にアフリカを括るのは難しい。最後のアフリカの戦争で亡くなった人より日本人の自殺者が多い事実は衝撃的だった。日本は物資が豊かであっても、精神的に苦しい世の中なのだろうか。2023/08/27

ちくわん

9
日本人が「アフリカ」にもつイメージを現実のものに正すための本。著者は南アフリカに駐在経験がある毎日新聞社の記者の方。日本人にアフリカは「貧困で援助が必要な国々」というイメージを植え付けた張本人はメディア(の中のTV)。貧困をイメージさせる映像と、貧困ストーリーを吹き替えで流す。(現地の方が言っているのは別のこと)これを数十年続けることで日本人のアフリカにもつイメージが固定化された。本書は、ここまで極端なことは言っていないが、「なぜ」こうしたイメージを持たせたかったかは、本書後半にある。2018/04/08

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