出版社内容情報
負のイメージで語られることの多いアフリカ。しかし、それらはどこまで本当か? メディアの在り方を問い直しつつ「新しいアフリカ」を紹介する異色の入門書。
内容説明
「貧しくてかわいそう」「部族対立が深刻」「発展が遅れている」…。アフリカに対する負のイメージは尽きない。しかし、それらはどの程度まで本当なのか?何が「事実」で、何が「誇張」なのか?アフリカの「悲惨さ」を強調するための人気テレビ番組の「やらせ」。事態を単純化し、誤解と偏見を煽る新聞報道…。アフリカ報道の最前線にいた記者が、日本人のアフリカ観を歪めてきたメディアの在り方を問い直しながら「新しいアフリカ」の姿を紹介する異色のアフリカ入門書。
目次
第1章 アフリカへの「まなざし」(現代日本人の「アフリカ観」;バラエティ番組の中のアフリカ;食い違う番組と現地;悪意なき「保護者」として)
第2章 アフリカを伝える(アフリカ報道への「不満」;小国の内政がニュースになる時;「部族対立」という罠)
第3章 「新しいアフリカ」と日本(「飢餓と貧困」の大陸?;「新しいアフリカ」の出現;国連安保理改革をめぐる思惑;転機の対アフリカ外交)
終章 「鏡」としてのアフリカ(アフリカから学ぶことはあるか?;「いじめ自殺」とアフリカ;アフリカの「毒」)
著者等紹介
白戸圭一[シラトケイイチ]
1970年埼玉県生まれ。立命館大学国際関係学部卒。同大学大学院国際関係研究科修士課程でアフリカ政治研究を専攻。毎日新聞社入社後、鹿児島支局、福岡総局(現西部本社報道部)、外信部を経て2004~08年、南アフリカ・ヨハネスブルク特派員。政治部、外信部を経て2011年4月からワシントン特派員。『ルポ資源大陸アフリカ 暴力が結ぶ貧困と繁栄』(東洋経済新報社)で、2010年の日本ジャーナリスト会議(JCJ)賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白義
かんがく
ののまる
ベンアル
ちくわん