ちくま新書
カメラに訊け!―知的に遊ぶ写真生活

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 226p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480064738
  • NDC分類 742.5
  • Cコード C0272

出版社内容情報

銘機や35ミリフィルムの誕生秘話とその活躍、レンズに宿る空気感の正体、そして高級デジカメとの付き合い方、さらに写真家チョートクのカバンの中身まで大公開!

内容説明

目下、カメラの快楽は危機に瀕しております。とどまることを知らないデジカメの進化によって、誰でも気軽に高画質な写真を楽しめるようになりました。しかし我らカメラ人類はそれでは納得できないのであります。実用のためだけでなく、知的なカメラ遊びへの欲求も満たしたい。では、どうするか?銘機や35ミリフィルムの誕生秘話と活躍譚、レンズに宿るという“空気感”の正体、そしてフラッグシップ機との付き合い方、さらに写真家チョートクのカバンの中身まで大公開。読むだけで写真が上手くなる…かもしれない情報をギュウ詰め。

目次

第1章 あなたの愛機はブランドですか?―メーカーの付加価値競争とユーザーの購入基準は活断層化する
第2章 お父さんのための大きく重い「高画質デジカメ」―フラッグシップ機の現実
第3章 ライカにうっとりする理由を解明する―銘機マニアの病理学
第4章 中古レンズの“空気感”の正体―オリジナルプリントのイコン性
第5章 写真機の発達はフィルムと共に―映画カメラの美学
第6章 ブランドがブランドたる理由―デジカメブランドはあるがブランドデジカメは存在しない
第7章 チョートク、中国のカメラ工場を歩く―中国製カメラ今昔
第8章 いったいなにを撮りたいの?―プロとアマチュアの道具へのこだわりはこう変わった

著者等紹介

田中長徳[タナカチョウトク]
1947年東京生まれ。写真家、カメラ評論家。日本大学芸術学部写真学科卒業後、日本デザインセンターを経てフリーとなりウィーンに住む。1980年帰国後、個展、雑誌へと作品を発表し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

6
過去の栄光の中にあった有名無名のフイルムカメラを探し出してきて、それを「マイブランドカメラ」として保持信心するチョートクさんの写真生活。過ぎ去るモノとしてのデジカメと留まるモノとしてのライカへの愛着、「デジカメとフイルムカメラの二頭立て」を提案するカメラ道。ブログ「KCチョートクカメラ日記」と併せて読むとよい。2012/11/05

Koki Miyachi

1
カメラ評論家、田中長徳の知的に遊ぶ写真生活のススメ。カメラを巡る軽妙なエッセイを交えたエッセイ。最高級デジカメを抱えるお父さんは本当に写真を楽しめているか?客観的にデジカメを評価しながらも、フィルムカメラの良さもじっくり楽しむ、これが現代に生きる知的写真生活。同感、同感!2014/04/06

さっちゃん

1
デジカメの命の短さを嘆き、デジカメとフィルムカメラの二頭立てを提案している。(コンデジ+クラシックライカ+RForデジイチ)私自身、一眼レフを手にして半年経ったほどだが、その期間でさえ新しいカメラが次々と出てきて愕然とした。フィルムは金銭的にきついが、この三種の神器を持てたら素敵だろうなぁ〜。2010/02/27

hosakanorihisa

1
チョートクさんがやったことは、カメラの再魔術化、だったんだ。2009/03/12

Naota_t

0
★3.5チョートクさんの本は多分これで二冊目。なんともカメラ愛が感じられる内容である。来月、フルサイズ一眼を買おうと思っているのだが、やはりカメラは軽くて楽なのが一番。そして高スペックは必要ない。フィルムカメラも楽しそうなのはよく伝わったけど、さすがに自分にはハードル高すぎるかな(゚ω゚)2016/12/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/492528
  • ご注意事項

最近チェックした商品