ちくま新書
高校野球「裏」ビジネス

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  • サイズ 新書判/ページ数 236p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480064073
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0275

内容説明

西武裏金事件に端を発し、特待生制度問題にまで発展したプロアマ球界の大騒動。日本高野連をはじめ、高校野球を支えるはずの人々は、この騒動の渦中に何を考え、どのように動いたか。そして実はいまだ一般には知られていない、問題の核心はどこにあるのか。北海道から九州まで歩いて、指導者や強豪校の本音をインタビュー。さらに有力選手獲得合戦の実情や、夢や情熱をカネに換える手口など“国民的スポーツ”の闇を暴く。

目次

序章 議論されなかった重大事
第1章 闇の世界への招待
第2章 ボーイズリーグ
第3章 ボーイズリーグの魅力とは
第4章 学校経営に野球は必要か
第5章 高校野球の現場
第6章 有識者会議
第7章 自民党の高校野球特待生制度問題小委員会
第8章 高校野球は、これからどうなるか

著者等紹介

軍司貞則[グンジサダノリ]
1948年生まれ。ウィーン大学で学ぶかたわら、ヨーロッパ全域を取材。帰国後、ノンフィクション作家として、政治、経済から食糧・教育問題まで、幅広いジャンルの作品を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

23
特待生制度で揉めていた時の本です。選手に対する需要と供給がなりたっているので、この本で指摘されている話は今でも続いているだろうなあと思いました。2024/10/16

ちくわん

8
割りと身近な高校が関与した事件が発端。確かに北東北には、ほとんど関西人の野球部があり、基本そこが甲子園の常連。大相撲の外国人力士と構造は同じかもしれない。人が介して何かをすれば、金品が動くことは当然として、これらが表の取引でないことが問題では?申告されるのであれば仲介業だ。2018/09/18

bakumugi

8
発端の事件は10年前のもはや歴史の域だが、内容は思いのほか古くない。そもそもボーイズとリトルの違いがわからないレベルだが、色々得心がいくことがあり、面白く読んだ。野球に限ったことではなく、スポーツ全般、案外狭いタテ社会。スポーツマンシップという建前の放つ光が眩しすぎて、スポーツイコールビジネスの金の動きと周りの大人のクロさを無意識に見ないフリしてる。少なくとも子どもには夢を持ち続けて欲しいし、夢は生きる力だと思うけど、好きなスポーツを仕事にするのは、本人も応援する側も覚悟がいるな…もやもや感半端ない。2018/09/15

ライアン

5
ある程度のことは知ってたけどここまでえげつないとは。勿論こんな人ばかりではないけれど。あと選手の進路についてはあそこまで面倒見るんだね。今にして思えばやっぱりダルビッシュは東北高校、田中将大は駒大苫小牧が合ってると思う。水城高校は本書の数年後に甲子園に出てきたね2014/06/17

キコ

4
なんだかヤ○ザみたいな人が出てくる。高校球児とその親を喰いものにする大人たち。2015/04/30

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