ちくま新書<br> ウェブ進化論―本当の大変化はこれから始まる

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ちくま新書
ウェブ進化論―本当の大変化はこれから始まる

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  • サイズ 新書判/ページ数 249p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480062857
  • NDC分類 547.48
  • Cコード C0200

出版社内容情報

【詳細目次】

序章  ウェブ社会――本当の大変化はこれから始まる  
第一章 「革命」であることの真の意味
第二章  グーグル――知の世界を再編成する
(1) グーグルの実現する民主主義
(2) インターネットの「あちら側」の情報発電所
(3) グーグルの本質は新時代のコンピュータ・メーカー
(4) アドセンス――新しい富の分配メカニズム
(5) グーグルの組織マネジメント
(6) ヤフーとグーグルはどこがちがうのか 
第三章 ロングテールとWeb 2.0 
(1)「ロングテール現象」とは何か
(2) アマゾン島からアマゾン経済圏へ
(3) Web 2.0・ウェブサービス・API公開
第四章 ブログと総表現社会 
(1) ブログとは何か
(2) 総表現社会の三層構造
(3) 玉石混交問題の解決と自動秩序形成
(4) 組織と個とブログ
第五章 オープンソース現象とマス・コラボレーション
(1) オープンソース現象とその限界
(2) ネットで信頼に足る百科事典は作れるか
(3) Wisdom of Crowds 
第六章 ウェブ進化は世代交代によって
(1) インターネットの普及がもたらした学習の高速道路と大渋滞
(2)不特定多数無限大への信頼
終章 脱エスタブリッシュメントへの旅立ち

内容説明

インターネットが登場して一〇年。いま、IT関連コストの劇的な低下=「チープ革命」と技術革新により、ネット社会が地殻変動を起こし、リアル世界との関係にも大きな変化が生じている。ネット参加者の急増とグーグルが牽引する検索技術の進化は、旧来の権威をつきくずし、「知」の世界の秩序を再編成しつつある。そして、ネット上にたまった富の再分配による全く新しい経済圏も生まれてきている。このウェブ時代をどう生きるか。ブログ、ロングテール、Web2.0などの新現象を読み解きながら、大変化の本質をとらえ、変化に創造的・積極的に対処する知恵を説く、待望の書。

目次

序章 ウェブ社会―本当の大変化はこれから始まる
第1章 「革命」であることの真の意味
第2章 グーグル―知の世界を再編成する
第3章 ロングテールとWeb2.0
第4章 ブログと総表現社会
第5章 オープンソース現象とマス・コラボレーション
第6章 ウェブ進化は世代交代によって
終章 脱エスタブリッシュメントへの旅立ち

著者等紹介

梅田望夫[ウメダモチオ]
1960年生まれ。慶應義塾大学工学部卒業。東京大学大学院情報科学科修士課程修了。94年よりシリコンバレー在住。97年にコンサルティング会社、ミューズ・アソシエイツをシリコンバレーで創業。2000年には岡本行夫氏らとベンチャーキャピタル、パシフィカファンド設立。05年3月より(株)はてな取締役。IT分野の知的リーダーとして若い世代から圧倒的支持を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Miyoshi Hirotaka

78
ITとネットによる変化を喩えると「学習の高速道路と大渋滞」。不特定多数の人が自らの知や経験をネット上に公開し、それが瞬時に整理・体系化される。高速道路を疾駆するように効率良く過去の知識が吸収でき、ある程度のレベルに達することは容易になった。ところが、同質的なやり方ではすぐに頭打ちになり、競争優位性が不明瞭になり、価値も容易に失われる。大渋滞の中では車の性能は関係ないのと同じ。高速道路を疾駆するも、渋滞になった時に考え直すのも、あるいは、最初から高速道路に乗らずに独自の道を歩くのもネット時代の個人の選択だ。2015/01/27

mitei

61
ネットのいい面を挙げている点はよいが、そんなに楽観していいのか不安になる。でも面白い2011/01/05

ワダマコト

38
今一度、ネット世界の変遷を整理するための一冊。グーグルの登場、アマゾンの台頭、ブログツールの普及など、これまでのウェブ歴史を見事に網羅。そして、特に面白かった指摘は羽生棋士の「学習の高速道路と大渋滞」。誰もがインターネットによってある準位まではスイスイと到達することができるようになったが、到達できる者が多すぎて、その先が渋滞している。なぜか大企業のポストの話を思い出したんだが、とにもかくにも今のネット界隈を知るためのベースとしてはうってつけの1冊である。2014/02/22

vinlandmbit

37
今、改めて読んでみて、本書で言いたかった時代に遅れながらなりつつあるのでは、と期待も大きかったがために一度落胆も(流行りたてたがために)あったかもしれませんが、改めて感じます。2022/03/21

SOHSA

34
《購入本》初刊から既に10年。今振り返ってみれば、どれもなるほどと理解のできることばかりであるし、著者が予想(予言)したとおりの展開となっている事象もままある。しかし、10年前はおそらく著者が本書で語っていることの十分の一も信じることができなかっただろう。そもそも当時は、今では当たり前になっているネットの「むこう側」と「こちら側」すら明確に理解できていなかった。あらためてgoogleの目指していたところ(野望)がとてつもないものであることが理解できたし、それが今後、どのような展開となっていくにせよ(→)2016/07/10

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