ちくま新書<br> 哲学思考トレーニング

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ちくま新書
哲学思考トレーニング

  • 伊勢田 哲治【著】
  • 価格 ¥946(本体¥860)
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  • サイズ 新書判/ページ数 267p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480062451
  • NDC分類 104
  • Cコード C0210

内容説明

テツガクなんて小難しいだけで、日常の現場では何の役にも立たないのでは?否、それは工夫しだいで思考のスキルアップに直結するものだ。本書では、分析哲学、科学哲学、懐疑主義、論理学、倫理学などの思考ツールを縦横無尽に使いこなす術を完全伝授!もっともらしい屁理屈や権威にだまされず、かといって不毛な疑いの泥沼に陥ることもなく、一歩ずつ筋道を立てて考え抜くコツが身につく。すぐにも応用可能なノウハウを習得しながら、哲学的思考の真髄も味わうことのできる、一粒で二倍おいしい知の道具箱。

目次

第1章 上手に疑うための第一歩―日常会話のクリティカルシンキング(まずは疑う習慣から;議論とは何か;議論の特定の手法;行間を読んで議論を再構成する)
第2章 「科学」だってこわくない―科学と疑似科学のクリティカルシンキング(「科学的事実」の持つ権威;今西進化論の事例 ほか)
第3章 疑いの泥沼からどう抜け出すか―哲学的懐疑主義と文脈主義(デカルトの方法的懐疑;方法的懐疑の破壊力;論理的展開;文脈主義の考え方)
第4章 「価値観の壁」をどう乗り越えるか―価値主張のクリティカルシンキング(価値主張;「生きる意味」の事例 ほか)
第5章 みんなで考えあう技術―不確実性と合意のクリティカルシンキング(地球温暖化をめぐる論争;不確実な状況における推論の問題;立場の違いに起因する問題;クリティカルシンキングの倫理性)

著者等紹介

伊勢田哲治[イセダテツジ]
1968年生まれ。京都大学文学部卒業。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。メリーランド大学よりPh.D.(philosophy)取得。名古屋大学大学院情報科学研究科助教授。専門は科学哲学、倫理学。とくに、社会認識論という領域を中心に、科学哲学と倫理学のそれぞれの視点から科学の社会的側面についての分析を進めている
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

41
分析哲学なので、大陸系の存在論からイメージされる哲学ではありません。そもそも論理って何だろう、科学的って何だろうという、大きな見通しのある本です。実際、哲学書を普段読んでいて日常生活に最も役立っているのは、利害が関係する言説の立論や相手に対する反論の即興性が磨かれていると感じるときです。しかも、論破することが目的ではなく、相手を不快にせずにこちらの主張を示すことは、経済社会を生きていく上では大切なことです。少しアバウトだが、そういう要求に応えてくれそうで、情報量が少ないのでサクサク読めます。2019/02/20

テツ

32
答えが出ない事柄について延々と考え続ける経験というのは大切だ。世界は、社会は、自分自身も含めた人間は綺麗に割り切れるような創りをしていない。安易に答え(と自分が思ってしまった到達点)に逃げて思考を止めてしまってはならない。思考を丹念に丹念に積み重ねる過程は辛く苦しい。それでもそうした習慣を身につけることによって自分の心や感覚の立ち位置というものがぼんやりと掴めてくる。むりやりに答えを出して楽になるのではなく、問題に対して真摯に真剣に取り組み考え抜く力を身につけるための訓練。さあ死ぬまで考え続けよう。2019/11/20

そうたそ

23
★★☆☆☆ 「"哲学"思考トレーニング」とあるが、実質はクリティカルシンキングについての本である。入門編として最適な内容ではあるが、それでも簡単な内容ではない気はする。哲学という言葉に引っ張られて読むと肩透かしを食らうかと。クリティカルシンキングについての本としては、よくまとまった一冊であると思う。自分の欲する内容ではなかっただけ。2019/12/03

hk

22
「情報の精査をするにあたっ4つの留意点がある。①前提(原因)と推論(論理展開)を明確に峻別する②言葉の摺合わせを行う③前提部分に瑕疵がないか点検する④推論部分に手落ちがないか点検する ①②③④をしっかりと行って初めてその情報命題の”真贋”を判定できるのだ」 これが本書の骨子。 だがどうだろう? 本書はあれもこれもと詰め込んだため、本筋部分が見えずらい。どこが根幹でどこが枝葉末節なのかがよく解らないのだ。著者の伝えたいという熱意だけは伝わる。だがあいにく書物において肝心肝要なのは、熱意ではなく内容なのだ。2019/10/28

はるわか

21
改築型クリティカルシンキング。ほどよい懐疑主義。議論の3要素①結論②前提③推論。まず何を疑おうとしているのかをはっきりさせる。全体としての結論を探す。理由を探す。主張の内容を正確にとらえる。構造を特定するうえでは接続詞は重要。思いやりの原理。反証可能性(カール・ポパー):こういう実験/観察結果が出たらこの仮説は放棄せざるをえないという条件がはっきりしていること。論理的推論:演繹的妥当性、三段論法、ベン図で考える。立証可能性。事実関係。手続き的正義という調停方法。間違いを認めて改める。2017/10/13

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