内容説明
化石は、過去と現在をつなぐ橋―。三億年前の海底に三葉虫が生きていた。一億年前の地球は恐竜の楽園だった。そうした事実を知る手がかりは、化石だけなのだ。化石の楽しみは、宝さがしや蒐集のワクワク感だけではない。生物学・古生物学・地質学・鉱物学・地球科学など、幅広い「知」を横断する魅力でもある。本書では、初心者の素朴な疑問にもていねいに答えつつ、圧倒的な情報量で、より奥深い、もっと楽しい化石の世界へと読者を誘う。カラーを含む図版一三〇点。
目次
入門編(化石の世界;化石への招待状)
実践・野外編(化石採集の実際)
実践・室内編(クリーニングと整理)
活用編(化石展と化石博物館)
著者等紹介
大八木和久[オオヤギカズヒサ]
1950年滋賀県彦根市に生まれる。化石採集家。滋賀県職員を経て自由人となり、日本全国の化石産地を駆け巡って採集活動を続ける。地元磁賀県の多賀町立博物館、みなくち子どもの森自然館の開設準備に従事
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