ちくま新書<br> 英単語のあぶない常識―翻訳名人は訳語をこう決める

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ちくま新書
英単語のあぶない常識―翻訳名人は訳語をこう決める

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  • サイズ 新書判/ページ数 218p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480059550
  • NDC分類 834
  • Cコード C0282

内容説明

英和辞書の訳語は役にたつ。先人の知恵がつまっているからだ。しかし過信は禁物。英語と日本語の意味の重なりとずれを知らなければ誤訳・迷訳が生まれることに。本書は、当代きっての翻訳家が基本英単語の意味を英英辞書で調べ、代表的な英和辞書の訳語を探し、国語辞典で日本語の意味を確定し、インターネット上の英文でその訳語が使えるかを判断し、使えるケースはどのくらいの比率かをはじき出すという方法で、だれもが覚えている訳語の常識を洗い直した画期的な翻訳術入門である。

目次

AS WELL ASは「~と同様に」か
BYは「~までに」か
CLAIMは「クレーム」か
「コンテンツ」はCONTENTSか
DEBTは「借金」か
DEFINEは「定義する」か
DO NOT HELPは「助けない」か
EVENTは「イベント」か
EXPECTは「期待する」か
EXPERIENCEは「経験」か〔ほか〕

著者等紹介

山岡洋一[ヤマオカヨウイチ]
1949年神奈川県生まれ。経済・経営などの分野の出版・産業翻訳に従事。翻訳を支える基礎条件の不足を痛感して電子辞書用データベース作成、翻訳批評などにも取り組んでいる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ずっきん

63
どう日本語に訳すかがテーマのようなので、必要なかったというか、レベルが高くて流し読み。2020/01/05

M1号

5
とっても勉強になった!英語を扱う人、和英辞書を使う人なら読んで損はなし。たとえば、experienceは「経験」か?見聞きしたことか、それとも、その結果の知識を指すのか。名訳データベースをもとにした説得力ある解説。意味の広がりって面白い。■英英辞典信仰って少なからずある気がするけれど、この著者は「英英辞典が所詮、英語の世界の感覚で英語の語を眺めた結果にすぎない(略)よほどの注意が必要」と述べる。ははあー!2018/09/05

Танечка (たーにゃ)

3
辞書に載ってる訳語をそのまま使うだけでは中高生の英文和訳にしかなりません、というお話。取り上げている単語は産業翻訳でよく使われるものが中心。誰でも同じような語の訳に悩むんだなと共感できる。訳のサンプルこ豊富で勉強になった。as well as、historical、in fact、periodically、really、regularlysimply、traditionalあたりは特に。2015/03/12

まっち

0
いかに学校で教える英語が本質とかけ離れているかを語った本。確かに「~よりむしろ」とかいう翻訳は余計に分かりづらいと長らく思ってた。2013/07/23

ヒロくん(脱脂)

0
なんか最初の方の「by」の章には納得できない所があった。やくすには「に」の方がいいんだけど、意味は「~までに」で良いと思う。 そこが少し気になっただけで、あとは英語の表現と、それに対応する(とされている)日本語との細かいニュアンスの違いが次々と分かり非常にためになりました。2012/12/01

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