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ちくま新書
うつを生きる

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  • サイズ 新書判/ページ数 199p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480059536
  • NDC分類 493.76
  • Cコード C0211

内容説明

「うつかもしれない…」。現代を生きる日本人の多くが、つぶやいた経験をもつ一言。実は、わが国に顕著な“メランコリー親和型うつ病”は、「律儀、几帳面、清潔、真面目、仕事熱心」など、われわれの多くが思い当たるであろう、その心性に深く根ざすものだ。つまり「風土病」と称されるべきものである。本書は、「平凡な良き日本人の生き方」を考察し肯定しつつ、「病」から私たちを救い出すよう試みる、一精神科医の思索の結晶である。

目次

第1章 メランコリー親和型うつ病
第2章 うつ病の症例
第3章 金、商品、モノ
第4章 罪と罰
第5章 うつを生きる
第6章 うつを病む
第7章 うつ病と資本主義

著者等紹介

芝伸太郎[シバシンタロウ]
1963年兵庫県生まれ。精神科医。京都大学医学部卒業。大阪赤十字病院、京都大学医学部付属病院を経て、1991年より福知山紅葉丘病院勤務。95年から97年まで、ハイデルベルク大学留学。97年より福知山紅葉丘病院診療部長。現在、同病院ならびにそのサテライト診療所「クリニックもみじ」(京都府亀岡市)において数多くの患者の診療にあたっている。専攻は精神病理学。木村敏の門下生であり、現象学的人間学の正統派として出発しながら、最近では異端的色彩を帯びたユニークなうつ病論を展開し注目されている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カッパ

17
私には少し難しい文学的な話が多いように思った。しかし、メランコリー親和型という元来ダメとされてきた。しかし、世間の人というか顔を合わす関係を大切にしてまったくの赤の他人には冷たい。そんな感覚を認めてしまうのも楽かもしれない。変われるならどうぞとも思うが。私はまあいいかな?2018/06/10

halhiko

0
うつ(うつ病に限らず、もっと広く、うつという現象)を切り口にして、日本文化論。どっかで読んだような印象のある部分も多かったが、人から何かをもらったとき、それを「もらう」ことができず、返さなくてはならない「借り」と受け止めてしまう…というあたりの記述は、自分にも思い当たる節があって、どきっとした。2011/01/15

yuruyurutei

0
メランコリー親和型うつ病は言わば<会社更生法申請>!2009/11/01

かわや

0
誰に向けて何のために書いたのかわからない。返品もできないし、売ったら誰かがまた手に取ってしまうかもしれないから、燃やすしかない。

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