内容説明
外国語を学ぶときに、ただ文法やつづりや発音をやみくもに覚えても、それらは断片的な知識にしかとどまらないことが多い。とくに英語以外の外国語の場合には、実用本位で学ぶ人が多いので、その傾向が強くなる。本書は、フランス語の基礎を、断片的な知識の詰め込みではなく、文化・歴史・地理はもちろん、フランス人の日常生活やものの見方、行動パターンという見地から、総合的にとらえている。言葉のみならず、フランス文化圏に精通した著者ならではの画期的な入門書。
目次
第1章 フランス語を学ぶ前に(フランスはどんな国?;フランス語はどんな言語?)
第2章 発音と文字(発音の特徴;アルファベ ほか)
第3章 フランス語を使ってみよう(あいさつ;人とのつながり ほか)
第4章 世界のフランス語(フランス語は国際語;こんなところでフランス語)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろゆき
3
あまり語学参考書は読書メーターに登録してませんが。新書なので携帯してちょこちょこ参照するにはいいかも。それよりフランス国内に多くの言語が今でも存在しているのを地図つきでまとめて紹介しているのが参考になった。2017/02/10
ソラヲ
1
新書で学べるフランス語。導入としてフランスの個性ある各地方の紹介から始まるのが取っ付きやすくて良い。主部は「表現(C'est~など)→会話形式の例文」という日常会話を見据えた実践的な構成で、特に発音についての記述が詳しい。ただ文法事項に関しては簡単に触れるだけなので、しっかりやりたい人は予め簡単な文法書に取り組んでから読んだほうがいいかも。時折挟まれるフランスの町並み(看板など)を写した「写真クイズ」なるものが息抜きにちょうどよかった。発音の確認として例文を吹き込んだCD(音声ファイル)が欲しい……2014/08/15
左近
0
基礎的な単語や動詞の活用形は載っているが、本書の目的は、あくまでもフランス語の世界を味わってもらうこと。コラムの内容等は面白く、なかなか楽しい読み物です。ただ、発音(カタカナ&一部ひらがな)を文頭から詰めた状態で書いてあるのは、少し読みにくい。リエゾンとかの関係で、文中の単語ごとに分けるのは難しいのかもしれないけど。第二外国語がフランス語だったから、記憶を甦らせながら読んだ。そして、今、勉強しているポルトガル語をやろうとしたら、フランス語と混ざってしまった。さすが同じラテン系言語。英語とは混乱しないのに。2016/01/07
marimo
0
借り物 ★★☆ フランス語初修者のまさに「はじめの一歩」としてとても優れていると思う。最初にフランス各地の紹介があるのも、興味をもちやすくて良い。2012/08/18
kei
0
☆☆☆2010/02/07