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ちくま新書
江戸の役人事情―『よしの冊子』の世界

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  • サイズ 新書判/ページ数 237p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480058515
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0221

内容説明

2世紀半続いた「トクガワの平和」は、江戸の政府が耐用性に富んだ行政と役人養成の仕組みをつくりあげた結果でもある。一方には、目付が代表するエリート旗本のブレーン政治が存在し、政府首脳を補佐した。他方には、勘定奉行を頂点とし、専門実務に習熟した官僚集団があって、政策を動かした。では、そうした官僚組織は具体的にどう運営されていたのだろうか。松平定信時代の資料を集めた『よしの冊子』をもとに、リクルートや昇進、引退などの人事システム、そして仕事の内容を明らかにし、身分制と能力主義が微妙に組み合わさった江戸の官僚制を解き明かす。

目次

第1章 うそはほんと、ほんとはうその話
第2章 高級官僚の世界―旗本の誇りと出世
第3章 目付と「お殿様」
第4章 勘定所首脳と改革政治
第5章 出世と職能―「勘定一家」と仕切られた競争
終章 寛政の黒船、幕末の黒船―ラインとスタッフ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おらひらお

1
2000年初版。松平定信時代の噂話や資料を集めた『よしの冊子』から江戸時代のお役人の状況をさぐるものです。今も昔も宮仕えは大変そうです。あと、人事も難しい・・・。2012/02/23

オレ夫

1
「よしの冊子」に記録されている情報の多彩さには驚かされました。官僚制の下地が江戸期から作られていたということもあり、出てくる不満や問題は今と大差ないですね。2012/02/20

可兒

1
江戸時代は現代よりも参謀・監察重視だったそうで。しかし内部調査報告のバリエーションに笑う2010/01/01

Y_Kuroyanagi

0
20140601ー201406132014/06/13

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