感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
17
1999年初版。この15年で日本人のライフスタイルは驚くほど変化したという印象を受けた。ここに書かれている趣味嗜好のカテゴリーはさらに個人化また細分化され、若者の財政二極化も進んでいる。不況不況と書いてあるが、現在と比較するとまだ幸せな時代だったのかもしれない。2014/03/26
B.J.
5
●経済不況ではなく、「心理不況」。 ●ライフスタイルは、心理学・社会学・文化人類学のすべてを網羅した変数。 ●理想の食事 Tokyo:できるだけ生か、少し手を加えるだけ/色々な料理を少しずつ楽しむ食事 Paris:凝ったソースや味付けを工夫し長時間かける/好きなものを気が済むまで食べられる食事・・・本文より2020/03/04
つちのこ
1
タイトルに引かれ読み始めたが、どうも想像していた内容と違う。今をときめく、ヒット商品が生れた背景なんぞを期待していたのだが…。 内容は、日本人のライフスタイルを様々な角度から分析し、それを体系化し、そのひとつづつの特長を細かく解説している。ライフスタイル・マーケティングとは耳慣れない言葉だが、今後のメーカー戦略としては、今日の消費者心理の構造を掴むことによって、新しいマーケティングの手法が構築されることになるのではないだろうか。1999/06/15