ちくま新書<br> 生殖革命

ちくま新書
生殖革命

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  • サイズ 新書判/ページ数 203p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480057709
  • NDC分類 491.35
  • Cコード C0247

内容説明

1978年7月、世界ではじめて試験管ベビーが誕生した。「生殖革命」のはじまりである。医療技術の進歩は、以後、不妊に悩む多くのカップルに励ましを与え続けてきたが、同時に、代理母や借り腹、クローン、着床前診断、環境ホルモンの影響など、現代社会に深刻な問題を投げかけることにもなった。本書では、不妊症治療における最先端の成果を踏まえつつ「生殖革命」の真相に迫り、人類が直面している技術と倫理のあいだの問題を、あらためて浮き彫りにする。

目次

序章 不妊症とその背景
第1章 妊娠のメカニズム―どこまで解明されているか
第2章 不妊症の診断のために
第3章 生殖革命前の不妊症治療
第4章 生殖革命
第5章 生殖革命により浮かび上がった問題
第6章 生殖革命から未来へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MIRACLE

0
3点(5点満点)。飛躍的に進歩している現代の生殖医療について、専門医の立場から紹介した本。驚いたのは生命誕生のメカニズムは今なお解明されてないため、不妊治療は確率の向上技術にとどまっていることだった(パチンコと同じ)。また作者は生殖医療の発展に肯定的だ。しかし生殖医療は私たちの生活に大きな影響をあたえるのだから、到達目標の設定が必要だと思う。無目的な技術開発は、原爆の製造のような結果をもたらしかねないだろう。しかしこの点について作者に自覚がないのが、残念だった。2012/01/06

amaneshino

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@satoruishidoさんの紹介で読んでみることに。この書籍が書かれたのは12年前だが、前半の『なぜ人は妊娠しないのか?』に関わる科学知識はともかく、後半の不妊治療に関する認識や医者と患者のスタンスに関しては全く変わっていないことに驚いた。パートナーと悩むときが来たら、"自然"じゃないことを真剣に受け止めたい。2010/10/20

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