内容説明
本書は異色の経歴を経てビールの世界に魅せられ、日本の地ビール第一号を生んだ著者が、味わいから造り方、愉しみ方まで基礎知識を分かりやすく説いた、「ビールの新しい常識」となる一冊。
目次
第1章 地ビール入魂
第2章 各国ビール事情
第3章 ブルワリー便り
第4章 ビールのスタイル
第5章 テイスティング
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
無識者
14
僕はアルコール類が苦手で特にビールはダメである。それで以前友達に聞いたことがある。ビールのおいしさって何?と。その友達が言うにはビールのおいしさ三つの要素で決まるらしい。のどごし、こく、キレで決まるんだと。それだけ?と思ったものだが、その疑問はおそらく正しかったのだろう。この著者は日本の大手のビールの在り方はほぼ画一化されていて、必ずしもそれだけがビールじゃないのだと言いたい。それでさっそくシメイ(ゴールド)という500円するビールを買って飲んでみた。さわやかな香りがするが、やっぱりビールはビールだ(笑)2017/07/03
かず
2
地ビール第1号であるエチゴビール社長の著書です。蔵元の長男でありながら、欧州で俳優、舞台演出など芸術畑の道に進まれ、その後、日本に戻って初の地ビールを醸造される、という一風変わった経歴をお持ちです。本書では欧州各地のビールの特色や醸造法などが書かれています。日本の大手ビールメーカーではラガータイプが主流であり、エールなど他の種類は幾度か発売されたものの、中々根付きません。私は、ラガーよりバイツェンの方が好きです。「選べる」って、有り難いことです。日本人は、多様性に対して少し不寛容ではないかと感じています。2014/10/12
miso_soup1
1
ビールのことが全部わかった。 ビールの蘊蓄を話し続けるのでみんなでお酒を飲みに行きましょう。2025/03/04
ネムル
1
著者は日本初の地ビール、エチゴビールの創造者。94年の規制緩和から地ビールを作るまでの過程と、ブルワーの仕事・一日の流れなどが語られる。そして、一番目新しく面白かったのは、テイスティングとコンペティションについて。ダイアセチル(バター臭)、メタリック(金属臭)といったテイスティング用語集は一生使わない気もするが、こうしたおまけが嬉しいのだ。2013/09/09
ももとり
0
いろんなビールを飲んでみたくなった。日本の地ビールも敬遠せずに飲んでみよう2013/10/17