内容説明
高校生の作文、『モア・リポート』の体験告白文から、大文豪の「名文」まで、ことばが本来もっている過剰なエネルギーを保ちながら、またプロの物書きの名人芸からも自由な、最もラジカルな文章の姿―。新〈作文〉とはいったい何だ?
目次
第1章 人はなぜ書くか(地面に手で書く;作文は嫌いだった;「自分」作りマシーン;書かれたことばの魅力)
第2章 表現の現場(〈私〉という場所;最初の記憶;水の入ったコップ;もう一人の自分)
第3章 純粋文章(メモというジャンル;主題ゲーム;推敲のたのしみ;純粋文章)