内容説明
〈思考〉は〈言葉〉に追いつくか?自然の美しさ、恋の思い。日本古典を彩る「言葉のあや」の秘密。
目次
1 仕立て―仕組まれた場違い(似て非なるもの;もじり;《場違い》の仕掛け;やつし)
2 見立て―視線の変容(見立てと隠喩;言外の意味;もう一つの世界)
3 姿―見得を切る言葉(姿と心;再現と演示―演劇の場合;演技する言葉)
4 対句―意味に先立つ形(レトリックの出発;対構成;対句と日本語;言霊の力)
5 寄物陳思―思いに染まる言葉(付託という詩法;和歌の代表作;象徴表現;物と心の遭遇)
6 掛詞―話題の交錯(多義性の遊戯;同音反復と1語2役;文脈による多義化)
7 縁語―言葉の連鎖反応(ゆかりの言葉;二つの詩作法;言葉の運命)
8 本歌取―創造のための引用(独創と盗用;頓阿の6様式;定家の本歌取)
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