ちくまプリマーブックス
真空管の伝説

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  • サイズ B6判/ページ数 194p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480042453
  • NDC分類 K549
  • Cコード C0355

内容説明

電話やラジオ放送の発達には真空管が欠かせなかった。トランジスタやICの登場で姿を消しかけたものの、熱心なマニアによって復活しつつある。小型で高性能、そして愛らしい形。真空管の黄金時代はどんなエピソードで彩られているのか。真空管の魅力をあますところなく伝える、愛情あふれる一冊。

目次

真空管の構造
ラジオ放送はじまる
君は真空管を知らないか
電池式だった昔のラジオ
戦争と非常時型ラジオ
海軍の無線好き、陸軍の電波嫌い
アンテナとアースの話
日本陸軍の無線嫌い
方向探知の話
スパイの通信機は安ラジオだった〔ほか〕

著者等紹介

木村哲人[キムラノリト]
1933年茨城県生まれ。茨城大学電気工学科卒業後、映画・TVの録音技師となる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

33
無線通信に真空管が果たした役割は大きかった。今はレトロなアンプの主役みたいだが、戦争にかかわる機器に欠かせない部品としての役割が、クローズアップされる。アメリカではラジオが娯楽として出発したのに、日本では電波を政府と軍隊が独占するつもりであり、放送はしぶしぶ認めた規制の多いもので、海外放送も聴取禁止というから、戦後とはちがって重苦しい時代だったのだ。2016/07/21

Koji Nishiyama

1
意外と楽しめました。知らないことも多かった。2014/12/09

ぞだぐぁ

0
最近はトランジスタに取って代わられて音響でこだわる人位しか縁がない真空管について、定説になっている逸話や歴史的出来事に戦前から自作ラジオを作っていた録音技師が技術的な事やヒアリング・実際に経験した事を持って注釈や批判をしている本。 ゾルゲ事件で使われた通信機とか玉音放送が聞こえなかった説とかこのような見方があるのだと感心した。2022/03/19

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