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内容説明
ギリシアにいちばん近いトルコの街、チェシュメ。トルコ国民であると同時にエーゲ海の民でもあるチェシュメの人たちは、どのような形で自分たちの文化を守りつづけているのか。この街で生活を共にし、トルコの社会を五感でとらえながら、文明の違いや住んでいる国の違いをこえて、平和に生きていくことはどうしたら実現できるのかを考える。
目次
1 エーゲ海の泉(エーゲ海の泉;ガルガンチュアのバザール ほか)
2 チェシュメの人びと(魚屋イスマイール;無二の親友と犬猿の仲は紙一重;水まきメフメット)
3 夏が来て、夏が去る(首相のネクタイはヴェルサーチ;イスラームは、なぜ貧しい人たちを引きつけるのか? ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュースの素
4
仕事でシリアやトルコに長く住んでいた著者の トルコの横顔。 隣り合うギリシャとの仲は誰もが知るように決して良くはない。同じ文化圏なのに国境ラインが無理に引かれた事にもよる。食べ物や酒類、市場の様子など細かなレポートが楽しい。 しかし、表題の絨毯についての話かと思ったが、そうではない。2016/03/15
温座猫
0
絨毯屋については2ページほどしかなく、他はグルメについての記述多し。トルコのチェシュメの話で、読めば読むほどお腹が空いてくる1冊。2017/08/21
ブルーローズ
0
大学の先生ですが、研究のためトルコ滞在を繰り返しているので、親日家である、とかイスラム教?とかオスマントルコなどのイメージ以上のものを与えてくれます。人が生活していく、ってことにも改めて気づかされます。2009/08/17