ちくまプリマーブックス<br> 動物たちの霊力

ちくまプリマーブックス
動物たちの霊力

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  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 19X13cm
  • 商品コード 9784480041319
  • NDC分類 K387
  • Cコード C8345

内容説明

ヘビやキツネ、サルなどが神の象徴となり、ネズミや昆虫が霊の象徴となった昔。いまよりもはるかに動物が身近だったその時代、日本人の祖先は野生動物にどんな感情をいだき、思いを託していたのか。昔話や説話に登場する動物のさまざまな姿をながめながら日本人と動物のかかわりを考える。

目次

神になった動物たち(ヘビ;キツネ;サル)
えたいの知れない動物たち(タヌキ;ワニ)
身近にいる動物たち(イヌ;ウマ;ネズミ)
空とぶ動物たち(カラス;チョウ)
補足

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かっこちゃん

16
興味はあるので読みます。で、そうなんだあでわかった気になります。でもすーぐ忘れちゃうんですね。でもなるほどあの小説はここをこう切り取ってるんだあと思うことが多々ありました。右から左に忘れそうですが、小説となると意外と覚えてます。グチャグチャにはなりますがwww2022/03/09

けん

2
書かれた時期と、子供向けという本の性格から言って、著者の『日本人の動物観』の簡略な解説書的なものだろうと当たりをつけて、同書に手をつける前の予習として読む。科学史研究のノウハウを駆使して、日本人と動物の関係に迫っていく先生の研究の概要を知るのに非常に役に立った。2019/11/25

かんがく

2
今月は動物妖怪について調べているのでこういう系統をたくさん読みます。蛇、狐、狸、犬などの動物たちとその神性について記述。蛇と大神神社、狐と稲荷神社などの関係や、「狸」という語が元は山猫を表してたことや、生物学と民俗学における動物の捉え方の違いなどが簡潔に書かれていました2015/06/01

メイロング

0
前々から読みたかった。まずこれを読んで、それから専門書に突っ込んでいくための最初の一冊力は、まだまだ現役。カチカチ山は、真犯人はアナグマでタヌキ濡れ衣説を私は採りたいです。2017/07/28

しろろぞ

0
子供向けの本であるため神話や昔話、絵図が沢山引かれており堅苦しくなく語り口も滑らかで読みやすい。筆者自身が素人と言っていることもあり、自説に関しては疑問を抱く点もあったが、素人だからこそ納得出来る着眼点もあってとても面白かった。同じような役割を背景を負っていた動物も恐怖の対象と侮蔑の対象に分かれたりと、動物自身の特性も影響を与えていたのだろうか。http://memoria1.blog.fc2.com/blog-entry-130.html2013/10/01

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