内容説明
老いは突然に、坂道を転げ落ちるようにやってくる。その時になってあわてないために今、何ができるか?トイレやお風呂、食事の支度といった基本的な暮し方の知恵から、生活を助けてくれる道具の選び方・使い方、思い出整理のちょっとしたアイディアまで、具体的な50の提案。
目次
1 生きることの基本をかためる
2 生活を助けてくれる道具
3 いざという時、あわてないために
4 生きることは食べること
5 いつも身ぎれいに暮したい
6 やっぱり外に出たいから
7 年をとっても明るく暮そう
著者等紹介
南和子[ミナミカズコ]
1930年、広島生まれ、東京大学工学部応用物理学科卒。日立製作所、科学技術庁の金属材料技術研究所を経て、61年、上智大学理工学部講師に。70年から3年間、夫の転勤に伴い、娘二人をつれてカナダですごす。帰国後は大学に復職するとともに、生活評論家としても活躍
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
暴走妄想族
3
親の介護をしながら、自分もまた初老に差し掛かろうとしている今、読んでいてどのページも大変身につまされる。ただ、老いることが悲しいということではなく、心の持ちよう、心構え、準備をきちんとしていれば、老いは静かにそっと自分に寄り添うようにやってくるものだという、先行きに光を与えてくれるとても前向きな語りかけになっている。これは私にとって永久保存の一冊。2017/05/29
ひつじ
0
高齢者のどんなことに気を付ければ良いのかが知識としてわかっていなかったので読んでみて良かった。祖母との関係に生かしていけたらいいな。2014/07/30
KiKi
0
そこかしこに「漠然とした老いのイメージ」を超えた「現実的な問題」があれこれと書かれていた点はちょっぴり目からウロコでした。 ただ著者のもともとのライフスタイルが都会派であるうえに、どちらかといえば経済的に恵まれている方の話なので、中間山地や地方の小さな町で暮らす人の参考にどこまでなるか?はちょっぴり疑問かな・・・・と。2012/12/06
のんき
0
母に、と思って。そしてもう少し先の自分のために。2012/03/27
仮面堂
0
親と将来の自分のために読みました。かな〜り先の将来ですけど。2010/06/22