内容説明
スクープを連発して、芸能人から政治家まで斬りまくった反権力雑誌編集長のジャーナリズム入門書。雑誌としては前代未聞の“黒字休刊”までの真相も大幅加筆。
目次
1 噂・スキャンダルに対する「傾向と対策」
2 ゴシップ・スキャンダルの構造
3 実践的スキャンダリズムの技法
4 スキャンダルジャーナリズム論
終章 体験的スキャンダルジャーナリズム論
文庫のための最終章 スキャンダル雑誌の実践の軌跡
著者等紹介
岡留安則[オカドメヤスノリ]
1947年鹿児島県生まれ。法政大学社会学部、法学部卒業。「マスコミ評論」編集長を経て、反権力雑誌「噂の真相」発行兼編集人。スキャンダル、ゴシップを武器に、政治から芸能まで斬りまくった「噂の真相」は、04年4月号をもって、雑誌としては前代未聞の“黒字休刊”。今後は沖縄を拠点に世界を放浪する予定
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感想・レビュー
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阿部義彦
14
ちくま文庫、2004年刊。この本をブックオフの廉価文庫棚で見つけた時は嬉しかった。岡留安則さんの処女作「雑誌を斬る」は古本屋で見つけたがこれは第二作に当たるそうです。著者34歳、「噂の眞相」創刊から3年目に書いた本です。と言っても、本屋で「文藝春秋」の次に売れていた雑誌(同じ10日発売)『噂の眞相』を知ってる読者は高齢者の部類の方ばかりになっているのでしょう。この本は割と理論とその整理が中心となってるため、分析的で、前作よりは硬くて読みにくい印象もあるが、文庫増補の黒字廃刊の顛末が出色です。岡留よ安らかに2025/06/22
カネコ
0
○2011/07/06