ちくま文庫
吉行淳之介エッセイ・コレクション〈4〉トーク

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  • サイズ 文庫判/ページ数 329p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480039347
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

対談の名手が、個性派ぞろいの作家、芸人に迫る。中島みゆきとプラトニックラブについて語りあい、色川武大と幻覚談義、立川談志と爆笑トーク。そして川崎長太郎との火花散るやりとり。今東光、北杜夫、山口瞳、殿山泰司、森茉莉、タモリ、滝田ゆう、遠藤周作、安岡章太郎、近藤啓太郎、野坂昭如、丸谷才一。その変幻自在の受け答えの応酬には酔いしれるのみ。

目次

中島みゆき―プラトニック・ラブ
色川武大―赤いポチポチ変幻篇
北杜夫―たんたんタヌキ篇
今東光―“女”この生意気でしぶときものども
山口瞳―元祖マジメ人間の優雅な生活
殿山泰司―渋い演技は女体の上で磨かれる
森茉莉―気紛れ「ことば」対談
立川談志―落語見る馬鹿聞かぬ馬鹿
タモリ―男と女はとっても不思議だ
滝田ゆう―抜けられるか抜けているか
遠藤周作―好奇心いまとむかし
安岡章太郎―赤線のマリア
近藤啓太郎―奇人変人たちについての考察
野坂昭如―うたう作家のドサまわり
丸谷才一―昔といま、文士気質はどう変わった?
川崎長太郎―作家の姿勢

著者等紹介

吉行淳之介[ヨシユキジュンノスケ]
1924年岡山生まれ。東京大学文学部英文科中退。「モダン日本」の編集者を経て、53年『驟雨』で芥川賞、70年『暗室』で谷崎賞、78年『夕暮まで』で野間文芸賞を受賞。「性」を追求した小説の大家にして、エッセイ、対話の名手。父はダダイストの吉行エイスケ、母は美容家の吉行あぐり。1994年7月没

荻原魚雷[オギハラギョライ]
1969年三重生まれ。ライター・編集者
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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koala-n

1
対談集。かなりくだけた感じで、洒脱。どの相手との対談も面白いけど、やはり同じ年代で境遇も近い、いわゆる「第三の新人」たちとのものが肩の力がいっそう抜けていて、楽しい。どの対談も基本的に文学の話はあんまり出ず、もっぱら女の話やら、戦前戦後の遊郭・赤線地帯の話が多くて、興味深くためにな…りはしないが、知らないことばかりで勉強にはなる。そんな中、最後に収められた川崎長太郎との対談は少し趣が違う。それ以外の対談では大体吉行淳之介が会話の手綱をにぎっているが、今回はかなり押され気味。内容も文士同士の会話といった趣。2013/05/13

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